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横浜シネマリン22日から
家族の視点で描く激動の昭和 映画「スズさん」

文化 | 神奈川新聞 | 2021年5月20日(木) 13:15

 貴重なアーカイブ映像を駆使し、家族の視点から横浜大空襲や昭和の暮らしを捉えたドキュメンタリー映画「スズさん」が22日から、横浜シネマリン(横浜市中区)で上映される。

 1910(明治43)年に同市鶴見区で生まれ、結婚後は専業主婦として家族の生活を支え、91歳で亡くなった小泉スズの生涯を通して、過酷な戦中戦後を生き抜いた家族=写真=の姿を描き、昭和という激動の時代を振り返る。

 小林聡美によるスズの語りを軸に、戦中戦後のニュース映画や写真、米軍が撮影した映像、スズの娘・和子(87)の証言に基づくイラストを再構成。当時の出来事や世相が、ありありと浮かび上がってくる。

 都内から転居した横浜・子安で遭遇した横浜大空襲では、焼夷(しょうい)弾や機銃掃射で狙われ、燃えさかる炎の中を幼い妹2人を連れて逃げ惑った当時11歳の和子の体験が生々しい。

 小泉夫妻が51(昭和26)年に東京都大田区に建て、家族6人が暮らした小さな家は、現在「昭和のくらし博物館」として残り、和子が館長を務める。

 昭和の家事を記録した映像にはスズが登場し、小豆を煮て丁寧にこしあんを練り上げるおはぎ作りといった、かつては当たり前に行われていた手間のかかる作業に取り組む。家族のためにこうした家事を黙々とこなし、懸命に働いたス

ズの姿からは、生きていくことの実感が伝わる。


 千葉出身の大墻(おおがき)敦監督(58)は「横浜でこれだけの空襲があったことを知らなかった」と言い、幅広い世代に伝えたいと話した。

 1時間26分。6月4日まで上映。当日一般1800円ほか。問い合わせは横浜シネマリン、電話045(341)3180。(下野 綾)

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