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【ミュージアム・ナビ】町田市立国際版画美術館
ミニ企画展 シリーズ現代の作家 草間彌生

文化・科学 | 神奈川新聞 | 2021年2月12日(金) 14:17

草間弥生「金魚鉢」(1984年、町田市立国際版画美術館蔵)

 【2021年2月12日紙面掲載】

 水玉をモチーフにした独特の作品で知られ、世界的に活躍する現代美術家、草間弥生(91)。1980年代から2000年代までに手掛けた版画など約40点が並ぶ。

 幼い頃から強迫性障害に悩み、幻聴や幻覚に襲われた。水玉や網目の模様はそうした幻覚で見えたもの。画面いっぱいに描くことで、恐怖から逃れようとしたという。1957年に単身で渡米。「無限の網」をテーマにした絵画や、布製の突起物で家具などを覆う「ソフト・スカルプチュア」の創始者として高く評価された。

 体調を崩して73年に帰国したが、小説家としても活躍。77年から今日まで、精神科病院に入院しながらアトリエに通い、「愛」「反復」「増殖」などをテーマに、精力的に創作を続けている。版画は79年から手掛けており、会場では代名詞となったカラフルなカボチャのシリーズや「金魚鉢」などを楽しめる。

 ※4月11日まで。月曜休館。観覧無料。町田駅徒歩15分。問い合わせは同館、電話042(726)2771。

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