1. ホーム
  2. ニュース
  3. カルチャー
  4. 文化
  5. 将棋のはなし(192)読者のご意見に返事

日本将棋連盟指導棋士五段、本紙将棋担当記者
将棋のはなし(192)読者のご意見に返事

文化 | 神奈川新聞 | 2021年2月1日(月) 16:50

【2021年1月31日紙面掲載】

 先日、出社すると机に読者相談室からの報告書があった。囲碁欄で付けた見出し「白に大失着」について「『大失着』はあまりにも配慮がない言葉では」という読者のご意見が書かれていた。

 まず「囲碁欄なんだからどこで間違えたかを書かない訳にはいかない」と思った。しかしこれは早とちり。先を読むと「解説で表現するのは仕方ないかもしれないが、見出しにするのはかわいそう」。さらに対局者が級位者の中学生であることにも触れ「自信を失うのではないか心配」と続く。

 お説ごもっともで、考えさせられた。確かに配慮が足りなかったか。手の善悪は大切だが、見出しにして強調する必要はなかったかもしれない。

 半面、完全に不適切だとも思わなかった。「大失着」ということは、形勢に大きな影響を与えた手だ。急所の場面であることは明らかなのに、他の部分から見出しを取るのも不自然である。

 見出しを付けるのは筆者や解説者ではなく、私の仕事。今回は「ご意見を受け止め、今後は対局者の棋力なども踏まえて考慮する」という回答でご理解いただきたい。

 最近は他にも読者の声が届いているので、この場を借りて返事をする。

 「高野さんの記事は全て切り抜いています」。その変わった趣味を今後も続けてください。

 「『将棋のはなし』は高野さんの人柄が出ていて長く続けてほしい」。ねじ曲がった性格を隠して書いています。その誤解をいつまでも。

囲碁・将棋に関するその他のニュース

文化に関するその他のニュース

PR
PR
PR

[[ item.field_textarea_subtitle ]][[item.title]]

カルチャーに関するその他のニュース

アクセスランキング