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刻む2020(5)
ヨコトリ2020、コロナ禍での開催78日間 その意図は

文化 | 神奈川新聞 | 2020年12月19日(土) 05:00

インゲラ・イルマンの「ジャイアント・ホグウィード」(中央)。観賞用だが毒性のある植物がモデル=「ヨコハマトリエンナーレ2020」の展示風景

 思索の機会や感動体験をもたらす芸術の場にも、新型コロナウイルスは容赦なく襲い掛かった。4月、国による緊急事態宣言を受けた県の休業要請に応じ、県内のほとんどの美術館、博物館が休館。要請が解除されると、各館は開館へ向けた感染防止対策に追われた。そんな未曽有の状況で、開催に踏み切った現代美術の国際展「ヨコハマトリエンナーレ2020」を通して、コロナ禍における美術活動を振り返る。

現場での体感重視

 同展は7月17日、開会を2週間遅らせて開幕。10月11日までの78日間を、休館することなく乗り切った。徹底した感染予防対策と開催への強い意志があった。

 横浜市の担当者は「中止というより、どうやったら開催できるかを考えた」と、開催ありきでの感染症対策を模索したという。

 6月22日に行われたオンライン記者会見では、横浜トリエンナーレ組織委員会の逢坂恵理子副委員長が「生身の体を持った私たちがその場に足を踏み入れ、作品と向き合い、感じ、考えるという実体験の大切さを第一に考えて決断した」と開催を決めた大きな理由を発表した。

 その発言の裏には、休館中の各館で進んだオンラインの活用があった。学芸員によるギャラリーツアーや作品のスライドショーといった、館内の展示物をオンラインで開示する試みが次々と行われた。

 どちらかといえば、オンラインへの取り組みは遅れがちだった博物館、美術館だったが、来場を呼び掛けられない中、いや応なしに発信力が高められた形だ。

 オンラインには、画面を通して芸術に触れる手軽さがあり、外出が困難な人々には便利な手段だが、実体験の大切さを訴える同展のメッセージは強力だった。

想定上回る来場者

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