【2020年12月11日紙面掲載】
1940年に発表された短編アニメーション「トムとジェリー」。ネコとネズミのドタバタ劇は米アカデミー賞で7回も受賞するなどし、現在も幅広い年齢層からの人気を集めている。
今年で誕生80周年となる記念に、米国のワーナー・ブラザーズ アーカイブの保管品を中心に、原画や資料など約250点が並ぶ。1作目の「上には上がある」のセル画や設定資料、アカデミー賞に輝いた「ピアノ・コンサート」のラフスケッチなど、貴重な資料で作品の魅力に迫る。
生みの親となったのは、ウィリアム・ハンナとジョセフ・バーベラの名コンビ。2人が製作し、日本でもなじみが深いテレビ用アニメ「チキチキマシン猛レース」や「原始家族フリントストーン」を懐かしい映像や音楽で紹介する一角も。展覧会限定グッズなども充実している。
※18日から1月13日まで。1月1日休場。一般1300円、高校・大学生千円、小・中学生500円。問い合わせは松屋銀座電話03(3567)1211。