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やまゆり園 事件考
舞台で問う〝命の価値〟 裁判劇で迫る事件の本質は

文化 | 神奈川新聞 | 2020年9月14日(月) 05:00

 障害者施設「津久井やまゆり園」(相模原市緑区)で4年前、元職員が入所者43人を殺傷したのは、重度障害者は「生きるに値しない」と決めつけたからだった。生きるに値しない命は、ない。命は等価であるはずだ。ならば、今年3月に死刑が確定した犯人の命は? 現実の裁判が踏み込めなかった「命の価値」という事件の核心に、社会派の劇団が今月再演の裁判劇で迫ろうとしている。

通し稽古をする出演者。弁護人が被害者を訪ねるシーン=7日、東京都豊島区

 衆院議長公邸を訪ねた植松聖死刑囚(30)は雨中、傘を差さずに座り込み、土下座して茶封筒を差し出した。職員が渋々受け取った手紙は、こう始まる。≪私は障害者総勢470名を抹殺することができます≫。半年後に「戦後最悪」と呼ばれる、殺傷事件の犯行予告だった。

 後の裁判で極刑の是非が争われるのは明らかだった。劇団「Pカンパニー」代表の林次樹さん(60)は、パラドックスに気づいた。劇中のせりふが代弁する。≪「生きる価値のない人間」は存在しない。それなら、被告の命はどうなるのか?≫

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