WHO、コロナ影響数十年に及ぶ
文化 | 共同通信 | 2020年8月1日(土) 11:04
【ジュネーブ共同】世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は7月31日、新型コロナウイルスの世界的大流行は「100年に一度の公衆衛生上の危機だ。影響は今後数十年に及ぶ」と警告した。「最悪の事態を脱したと思った国が、新たな感染拡大に対抗している」として、経済活動の再開などで感染再燃が相次いでいる事態に懸念を示した。
WHOが31日に開いた緊急委員会で述べた。前日から増加した感染者は29万2527人で過去最多を更新。
テドロス氏は「抗体検査の初期段階の結果は、世界人口の大半がウイルスに感染しやすいことを示している」として、集団免疫獲得には程遠い現状を報告。