師走前に「まねき書き」
カルチャー | 共同通信 | 2022年11月7日(月) 10:22
京都市東山区の劇場「南座」で例年12月に行われる歌舞伎公演「吉例顔見世興行」に向け、出演俳優の名前を看板いっぱいに墨書する「まねき書き」の作業が7日、京都市左京区の妙伝寺で報道関係者に公開された。
南座によると、顔見世は江戸時代から行われている恒例行事で、今年は12月4〜25日に開かれる(12、19日は休演)。でき上がった看板は11月末に南座に飾られ、師走の訪れを告げる風物詩となっている。
7日は書家の井上玉清さん(77)が、長さ1・8メートル、幅30センチのヒノキ板に片岡仁左衛門さんの名前を力強く書き上げた。祝意を表して墨には日本酒を混ぜた。