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神奈川文化賞・スポーツ賞 7人決まる

カルチャー | 神奈川新聞 | 2020年10月17日(土) 17:00

神奈川文化賞・神奈川スポーツ賞の受賞者

 神奈川の文化・スポーツの発展に功績のあった個人・団体に贈られる第69回神奈川文化賞と神奈川スポーツ賞(県、神奈川新聞社主催)が16日、発表された。文化賞は、小説や戯曲等を数多く手掛ける作家の島田雅彦さんら4人、今後の活躍が期待される文化賞未来賞には、美術作家の柵瀨茉莉子さんら2人が選ばれ、計6人の受賞が決まった。神奈川スポーツ賞にはフィギュアスケート選手の鍵山優真さんが選出された。

 審査委員会(委員長・嶋田充郎テレビ神奈川取締役編成・報道担当)は学識経験者や知事ら計18人で構成。ほかに文化賞は作曲家の池辺晋一郎さん、日本画家の大矢紀さん、鈴廣蒲鉾(かまぼこ)本店会長の鈴木智惠子さん、未来賞には囲碁棋士の芝野虎丸さんも選ばれた。

 スポーツ賞は例年複数の個人・団体が受賞しているが、新型コロナウイルスの影響で大会の中止が相次ぎ、該当者が少なくなった。贈呈式は11月3日、横浜市中区の県庁で関係者のみで行われる。

神奈川文化賞・文化賞未来賞・スポーツ賞の横顔/輝く功績 多彩に

 第69回神奈川文化賞・文化賞未来賞・スポーツ賞が16日発表された。各分野で輝かしい功績を上げた受賞者の横顔を紹介する。

文化賞

現代社会に鋭い批評眼
【文学】島田雅彦さん(59)

島田雅彦さん

 「優しいサヨクのための嬉遊曲」で大学在学中にデビューして以来、現代社会に対する鋭い批評眼で小説やエッセー、戯曲を手掛けてきた。法政大学国際文化学部教授として、若い世代の指導にも当たる。

 野間文芸新人賞、泉鏡花文学賞、伊藤整文学賞など受賞。芥川賞に6回ノミネートされ落選した経歴を持ち、現在は同賞の選考委員を務める。長く暮らす川崎は作品にもよく登場する。

映画音楽も多数手掛
【芸術】池辺晋一郎さん(77)

池辺晋一郎さん

 東京芸術大学在学中の1966年に日本音楽コンクール第1位を獲得し注目を集める。日本を代表する作曲家として積極的な創作活動を展開。交響曲をはじめとする演奏会用作品の他、映画音楽なども多く手掛ける。2007年4月から20年3月まで横浜みなとみらいホールの館長を務め、優れた音響設備を生かした独自の企画で首都圏屈指の人気ホールに育てた。04年紫綬褒章、18年文化功労者を受賞。

雄大な自然描写が得意
【芸術】大矢紀さん(84)

大矢紀さん

 「生命の胎動」をテーマに、火山など雄大な自然描写を得意とし、対象を丹念に見つめる日本画に精力的に取り組んできた。前田青邨に師事し、1955年に「院展」へ初出品、初入選を果たした。川崎への転居を機に、かわさき市美術展審査員、神奈川県美術展委員などを歴任し、県内の美術振興に寄与。2004年に川崎市文化賞、18年に7回目の紺綬褒章を受賞、17年から同市市民文化大使を務める。

かまぼこで地域おこし
【産業】鈴木智惠子さん(91)

鈴木智惠子さん

 幕末にかまぼこ製造を始めた鈴木家の長女として、父が創立した鈴廣蒲鉾(かまぼこ)店(後に鈴廣蒲鉾工業)に1952年に入社。夫と共に製造の近代化に取り組み、社長就任後は製造体験施設「かまぼこ博物館」なども手掛けた。代表取締役社長、代表取締役会長を経て、鈴廣グループを率いる鈴廣蒲鉾本店取締役会長に。小田原市観光協会名誉会長、小田原箱根商工会議所女性会会長も務める。


文化賞未来賞

自然物を素材に「縫う」
【芸術】柵瀨茉莉子さん(33)

柵瀨茉莉子さん

 横須賀市佐島で生まれ育つ。刺しゅう作家だった祖母の影響で筑波大学在学中から木片や木の葉、花びらといった自然物を素材に「縫うこと」を表現手段とし、美術作品を制作。県内をはじめ、小学校や古民家などさまざまな場所を舞台にワークショップや滞在制作を行い、現在は横浜を拠点に活動する。2011年にU35サポートアワード(日本文化芸術機構主催)ギャルリーパリ賞を受賞。

史上最年少で囲碁3冠
【文化活動】芝野虎丸さん(20)

芝野虎丸さん

 漫画「ヒカルの碁」のファンだった父の影響で、2歳上の兄・龍之介さん(二段)とともに囲碁を始める。2014年入段。17年竜星戦で最年少優勝(17歳8カ月)、入段から2年11カ月での全員参加棋戦のタイトル獲得と七段昇段も最短記録。同年に新人王戦優勝。19年に史上初の10代名人、史上最年少で七大タイトル獲得、九段昇段、王座奪取。20年に十段を奪取し、史上最年少で3冠を達成した。


スポーツ賞

国際大会初陣で3位に
【フィギュアスケート】鍵山優真さん(17)

鍵山優真さん

 冬季五輪に2度出場した正和さんを父に持ち、幼少期からリンクに慣れ親しむ。昨年12月の全日本選手権は3位と大健闘し、宇野昌磨、羽生結弦の両選手と表彰台で肩を並べた。今年は、1月の冬季ユース五輪で金メダルを獲得。シニア主要国際大会のデビュー戦となった2月の四大陸選手権は3位に食い込んだ。現在星槎国際高校横浜で勉強に励みながら、横浜市内を練習拠点に研さんを重ねる。日本スケート連盟の特別強化選手。

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