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コンクール会場あれこれ2022年1月11日

本選はやっぱり音楽堂で


皆さん、明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。
新年冒頭に降雪があり、新型コロナも一気に増えて3県に「蔓延防止等重点措置」が発令され神奈川県でも発令されるのではと冷や冷やしています。
ただ今流行している「オミクロン株」は重傷化しにくいとの情報もあります。確かに昨年の同時期と比べ感染者数はそれほど変わらない一方死者数が大幅に少ない(1月1日~10日で、昨年は死者575人、今年は12人)ことがわかっています。私たちは昨年同様、きちんとした感染症対策を執りながら粛々と準備を続け、コンクール開始時に収束していることを願うだけです。

さて、ユースピアノとヴァイオリン両部門の締め切りが1ヶ月を切り、現状の申し込み状況について簡単に言及します。ユースピアノ部門はとても活況で、前回の同時期を大きく上回っています。まだ締め切りになっている会場はありませんが、人気の会場には相当数の参加者が集まっています。
「かなコン」に何度も参加された人でしたら大体察しが付くかと思いますが、Aブロックの「二宮町ラディアン」(3月30日)、Bブロックの栄区民文化センター「リリス」(3月20日
)、Cブロックの青葉区民文化センター「フィリアホール」(3月29日)は今週末くらいから締め切りが見えて来そうな状況です。
上記で記した3会場に次ぐのがAブロックでは小田原三の丸ホール(3月21日)、Bブロックでは港南区民文化センター「ひまわりの郷」(3月29日)、Cブロックでは神奈川区民文化センター「かなっくホール」(3月27日)で、人気の会場が締め切られると短期間でそれらの会場に申し込みが集中する傾向にあります。

いっぽうヴァイオリン部門ですが昨年に比べ参加数が若干鈍いです。前回185人で2会場では時間的に相当厳しかったので今年はゆとりをもって運営できるように第1次予選で3会場を用意しました。ですのでせめて昨年同数は参加していただきたいと願っています。待ってます! フルート部門は2年連続の開催ですが、ほぼ昨年並みですので今のところは順調といったところでしょうか。

会場選びで迷われている人から電話をいただくことがあります。「かなコン」では同じ参加費をいただいている以上、施設面でなるべく差が生じない会場を利用しています。200席以上の客席がある、きちんと手入れをされているフルコンのピアノを持っている、他のコンクールで使用された実績がある、できれば電車が2路線乗り入れているまたはバスでもアクセスできる等。一部ではホワイエや舞台袖がないホールを使用していますが、本意ではありませんが何とか別の方法で代用しています。ただ音響レベルはどうしても揃えられないので、少しでも響きの良いホールを希望されて集中してしまうのは仕方がないでしょうね。
私が個人的にホール選びの条件として①自宅から近い、または1路線でアクセスできる=公共交通機関が乱れたら対処しやすい②過去に利用したことがある=会場まで迷わずたどり着ける、ホール内のレイアウトを知っている、を挙げます。これらが精神的な余裕を生んで良い演奏に結びついたりしませんか?
同じ会場で審査をされれば条件は一緒なので、音響よりも大事な要素ではないか思います。他のコンクールに出向いている理由の1つに少しでも使い勝手の良いホールを見つけるためですが、幸い神奈川では新しいホールの開館予定情報が結構上がっています。何とか予定どおりに完成してもらいたいと思います。(tsuka)


全部門で使用するみどりアートパーク


現在は改修中の横浜みなとみらいホール


予選から演奏しやすいホールを選んで利用する(杉田劇場)


久しぶりの新会場となる小田原三の丸ホール。西エリアの人気会場になるか?