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第38回大会の課題曲 ヴァイオリン、フルート編2021年12月1日

導入となる幼児の部。皆さん上手になって戻ってきています


皆さん、こんにちは。
今日は12月1日、もう師走です! 1年なんて本当に早いです。昨年の今頃は手探り状態の中でコンクール受付を行っていました。
「果たして参加してもらえるのか? そして本当にできるのか?」と不安な思いを毎日抱きながら受付を開始し、日々増えていく参加者数に手応えが感じてはいましたが、途中緊急事態宣言や蔓延防止重点政策などが相次いで発令され、気が気ではありませんでした。
 昨日(11月30日)の新規感染者数は132人でした。ちなみに昨年の11月29日(30日が月曜なので検査数が少ないため)は2062人です。新規の変種株が日本で発見されたとニュースになっているので安心はできませんが、昨年の経験を踏まえて運営をしていく所存です。
さて前回のユースピアノ部門に続いて今回はヴァイオリン部門とフルート部門の課題曲について見ていきます。
ヴァイオリン部門は幼児と中学生第2次、中学生以上の本選が前回同様です。
幼児の部の注意点は3曲対象外となっていることと、本選だけは同じ曲が弾けないことです。小学生は第1次予選が2~3択、第2次予選が1曲のみ、本選が低学年はザイツの協奏曲、中学年はエアバリエからの2択、高学年が3人の作曲家の協奏曲からとなっています。選択となっている曲は多少難易度の差がありますが、難しいからといって審査評価が高くなるわけではありませんので、余り気にせず好きな方を選んだら良いと思います。
中高学生は第1次予選が中学生では1択に対し高校生はモーツァルトの協奏曲かヴィエニャフスキの「華麗なるポロネーズ」からの2択。逆に第2次予選は中学生がいつものローデ「カプリース」からの選択に対し高校生ではバッハの無伴奏1択。今回ソナタ第1番の「シシリアーノ」「プレスト」になりました。
今回の注目は一般の部です。前回37人とヴァイオリン部門7つ部で最多の参加数でした。数もレベルも今やこの部門のトップになっていて、だからこそ受けやすい課題で基礎力を見たいとの審査員の意図が込められています。第1次予選はソナタからの2択ですが、ベートーヴェンのスプリングソナタは今年の日本音コンの第3次課題曲。準備した人にとっては復習になりますね。そして第2次予選のバッハ無伴奏はパルティータ3番「ルーレ」です。「バッハの無伴奏でも、早い時期に取り組んで暫く弾いていない曲にしたらどうか」というご意見に基づいて選曲しました。もう1曲は4番と24番を除くお馴染みのパガニーニのカプリースになっています。

フルート部門は2020年の第36回大会中止を受けて第37回は同じ課題曲でのスライド開催になりました。そして今回は課題曲を全て変更して行います。
中学生は第1次予選がドゥルーエのエチュードから2曲、第2次予選は第34回で課題となったシュターミッツの「ロンド・カプリッチオーソ」で本選のみペルゴレージかグルッグの協奏曲からの選択です。
高校生は第1次予選がベームのカプリース16番か20番、第2次予選はこれまでも何度か課題曲となっていた小品中心の4曲からの選択です。本選はダンツィの協奏曲。
一般の部では第1次予選が1曲(ビッチ)、第2次予選がバッハのソナタからの2択、本選が3曲の協奏曲からの選択になっています。ロンベルグとメルカダンテは割愛する箇所が結構複雑なので注意してください。誤った箇所を演奏すると失格になります。一般の部の本選はどの曲も20分を超える演奏となります。恐らく第2次予選開催日(5月15日)あたりの提出となりますので、どの曲が一番自分らしさを発揮できるのかを熟考して選んでください。
前回から郵便振り込みでの申し込みをされた人もピティナ提携コンクールとは別のフォームからの入力(課題曲、指導者名等)が必要となりました。これが済んでいないと正式な受付完了となりませんので、必ず入力してください。
フォームはかなコンホームページ・トップにある「お知らせ」の各部門名(ユースピアノ、ヴァイオリン、フルートをオレンジ色で囲っている)をクリック→「応募規定」の〈応募締め切り〉の【郵便振り込み】の「郵便振込専用応募フォームで登録」(登録はこちら)の「こちら」をクリックしてください。フォームの画面に飛びます。下の【ピティナ提携】とお間違えなき様に(tsuka)


2年続けてフルート部門を開催


ヴァイオリン部門は今回も一般の部が中心か