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2度目の緊急事態宣言発令に思うこと2021年1月13日

新春の横浜・みなとみらいエリア


皆さん、遅くなりましたが、明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。
新年早々、恐れていた事態が起こりました。1月8日に2度目の緊急事態宣言が発令され、週末には関西はじめ他県にも対象が拡大します。緊急事態宣言の発令は出来れば避けて欲しかったのですが、どうせ出すのであればもう少し早く出すことはできなかったのでしょうか。寒さが緩まないとなかなか減少に転じないと思いますが、「長く緩くダラダラと」は精神的にきついですね。
「かなコン」の会場になっている施設でも現在、休館が1カ所、20時よりも前に閉館となるところが2カ所あります。いずれも緊急事態宣言を受けての措置なので、解除された際にはせめて20時閉館にはなって欲しいと思います。会場の情報が変更になった際には逐次「かなコン」のホームページやこのブログでもお伝えいたします。

今回は前回の様に中止にするのではなく、動画審査に切り替えますので皆さん、申し込みも受け付けています。既にお申し込みされた方は課題曲のレッスンは続けてくださいね。2月末にまだ緊急事態宣言が解除されていない場合はホールの運営状況を鑑みて、閉鎖や時短開館している会場の人たちを他の会場に収容して、まずは何とか会場審査が出来るように試みてみます。それでも会場数が足りない場合は動画審査への切り替えを発表します。どんなに遅くても3週間前がリミット(3月5日頃)です。ユースピアノ部門は前36回大会の時の経験で第1次予選10会場のうち2会場分の振替が限界だと分かりました。幸い今は横浜市の区民文化センターが一律20時閉館ですので、その他の地区で同じ措置を執っているところが複数あれば何とかなりそうです。

現在開催中の他のコンクールの情報を集めていますが、「無観客審査」と「関係者に限っての入館」が多いです。「かなコン」でも「関係者に限っての入館」という制約で開催することは確実です。出演者1人に対して同伴者2名+ユースピアノ部門は指導者登録者、ヴァイオリン部門はピアノ伴奏者程度が目安です。
無観客はできれば避けたいと個人的には思っています。保護者、指導者の方がせっかく会場まで来られたのですからせめて出場者の演奏はホールで聴きたいはずです。また、ホワイエに溜まるよりはホール内で離れて座っていた方が感染リスクも少ないのではないでしょうか。
各施設担当者も「ホール内の空気は循環していてある一定の時間で全て入れ替わるので、大声を発していなければ感染リスクは非常に少ないです」と説明しています。あとは1時間以内に5分ほど中断して扉を開けて換気はすることになります。

会場のピアノについての措置ですが、いつも事務局で用意していた小さい方の足台・補助ペダル(M60)は使い回しによる感染リスクを避けるため、今回は用意しません。保護者の方にはご苦労をおかけすることになりますが必ずご持参ください。またチャレンジコンサートの時に行っていた「1人ずつの鍵盤・椅子のから拭き」や「更衣室のタイムスケジュール設定」や「普段着→ドレス、ドレス→普段着の部屋の使い分け」について通常よりスタッフ数を増やして可能な限りの対応を施しますが、全ての会場で同じ様にはいかない予測です。会場によってレギュレーションが違うのは演奏にも影響が出る可能性があると思うので、どの会場でも行える方法に揃えるつもりでいます。皆さんに送付する参加票には必ず明記しますので、もうしばらくお待ちください。
ピアノのから拭きは休憩時に行い、参加者の皆さんには指先消毒を演奏の前後にお願いするかもしれません。また、更衣室は用意しておらず「普段着で」を推奨しているコンクールも多いと聞きます。特に女性はドレスで演奏されるとモチベーションも上がることは分かっていますが、今回だけは我慢していただくことになりそうです。ヴァイオリンとフルートの音出しについては必須事項なので1室1人を目安に時間を短縮(5~10分程度)して実施します。

今後も鑑賞できるのであれば、緊急事態宣言中に他のコンクールでどのようなレギュレーションで実施しているのか、見学していきます。もしお子さんや生徒さんが出場するコンクールで観覧・見学が可能なコンクール・コンサートがあれば教えていただけますと幸いです。
幾つかの文化イベントが早々と中止を決めていますが、クラシックはスポーツや他のジャンルの音楽と比べて感染リスクは低いと胸を張って言えるイベントです。皆さん、めげないで頑張りましょう。(tsuka)