会場四方山話2020年12月14日

今度こそ、ここ音楽堂で本選を!


皆さん、こんにちは。
第37回大会の受付を開始して20日ほどとなります。応募者数は「まだ序盤」といったところですが、ユースピアノ部門では第1次予選10会場の中で申し込み者数の差が出始めました。
会場によって人気が集中する理由は大きく2つ。1つは週末に当たっているかということで、該当する1会場が人気になっています。それとは別に会場そのものが人気で何曜日であっても必ず定員に達します。設備や響きの良さが理由だと思います。

参加者数の多いユースピアノ部門は毎年どの会場を使用し、3つのブロックでどのように組み合わせるかを検討しています。ほぼ固定している一方で多少の入れ替えやブロックでくくりを変えるなどをし、新しいホールができれば利用を視野に入れています。今後2~3年の間に横浜市内で2施設、横浜市外で2施設がオープン予定なので条件が合えば是非使ってみたいと思っています。
300~500席の規模でフルコンのピアノがあること。できれば最寄り駅からのアクセスも良いことが候補の条件となりますが、地域によっては上記の条件から外れても欠かせない会場もあって使い続けています。Aブロックは横浜・川崎在住以外の人が参加しやすいエリアから選んでいますが結構横浜の人もいます。横浜と川崎に会場を設けたBブロックでは県南東寄り(湘南・横須賀)の人も、同じくCブロックは県北西エリア(相模原・県央)+東京の人も対象にした会場選びをしています。

ユースピアノ部門の第2次予選、ヴァイオリン部門の第1次予選・第2次予選はこの数年固定となりました。ユースピアノ部門第2次予選は第1次予選の会場と連動しているのでAブロックを海老名市文化会館、Bブロックを杉田劇場、Cブロックをみどりアートパークと地域性を考慮しながらアクセスと音響の良いホールとして使用しています。本選は言わずもがなの県立音楽堂。第36回が幻となってしまっただけに、是非次回はファイナリストの皆さんを音楽堂の舞台に立たせてあげたいです。

ヴァイオリン部門第1次予選は毎年開催となった第28回~第31回大会までは3会場で横浜北部と南部+藤沢で行っていましたが、参加者数の減少に伴って横浜の2会場で第1次予選を、第2次予選は音楽ホールとして評価の高いフィリアホールで固定しています。そして今回の本選はユースピアノ部門同様、第33回大会以来久しぶりに県立音楽堂で行います。

一方第1次予選が同じ会場で連日となるフルート部門とピアノ部門は、割と流動的になっています。フルートで使用する戸塚区民文化センター「さくらプラザ」は中止になった第36回大会で初めて使用する予定でしたので、実質今回が初使用となります。評判はなかなか良いので、使い勝手が良ければ次回以降も別の部門で使用してみようかと思います。第2次予選と本選会場はとても迷いましたが、いずれも横浜市内の音響の良いホールと考えて横浜南部のリリス(栄区民文化センター)と北部のアートパークに決めました。リリスは第32回でも使用していて評判も良かった記憶があります。全部門を通じてアートパークでの本選は初めてですが、今回の様に本選に相応しい会場が改修や使用限度を超えてしまった場合に有力な候補として検討したいと思います。

ピアノ部門は今回みどりアートパーク(第1次予選)とフィリアホール(第2次予選・本選)と田園都市線上の近隣のホールで行うことになります。他の部門と比べてかなりピアノを弾き込む為コンデションが良く新しいピアノがある会場と考えてヤマハCFXがあるアートパークを選びました。本選は横浜みなとみらいホール・小ホールが改修で使用できない為、フィリアホールにしました。

地方新聞社の音楽コンクール担当者からは「神奈川県は会場と審査員に恵まれている」とよく言われます。首都圏の強みでしょうね。でも一番恵まれているのは「参加者に」です。優秀な人、熱心な人、音楽以外のお話しをしても楽しい人、毎年数え切れない程の人たちと遭うことができるのが「かなコン」の魅力です。他県の担当者もきっと羨ましいと思いますよ!(tsuka)


4部門全てで使用する長津田のみどりアートパーク(同施設ホームページより)

初使用となる戸塚のさくらプラザ(パンフレットから)