1. かながわ音楽コンクール
  2. スタッフブログ
  3. 交流の響き、開催します!

交流の響き、開催します!2020年8月3日

地方新聞社主催のコンクール上位入賞者が集う交流の響き


皆さん、こんにちは。
このところ新型コロナウイルスの感染者数が過去最多を更新している県が増えていますね。夏の気候(気温や湿度)もこのウイルスには影響がないということでしょうか。一方で、感染者数がこれだけ増えても、4月のような緊急事態宣言による自粛や施設の閉鎖になっていません。重傷者、死者があの頃より低く抑えられていることが理由だそうです。

音楽も慎重にそろりそろりと活動を再開しているところが増えています。観客を制限しての演奏会、無観客で開催するコンクールが6月以降に行われていて、そのうちの幾つかを私も拝聴したり聴きに行く予定です。講じられている対策も「検温」「マスク着用」「消毒液設置」「座席数の間引き」などだいたい一緒で、他の対策がなかなか思いつかない中、主催者が手探りの運営で進めているといった状況です。特にコンクールは「動画審査と会場審査の併用」や「基本会場審査だが、動画も事前提出」と、開催予定だったコンクールが他の選択肢が用意できず中止を余儀なくされた3月・4月の時点とは異なってきました。恐らく来年はこの「ハイブリット方式」がどのコンクールでも主流になっていると思われます。「かなコン」も例外ではないでしょうね。

現在、事務局は来年のコンクールに向けて準備を始めていますが、その前に出来ることを模索しています。その第1弾として9月26日(土)にミューザ川崎で「交流の響き」を開催する予定です。ご承知の方もいらっしゃることとは思いますが、この演奏会は全国の地方新聞社が主催している「ローカル音楽コンクール」の上位入賞者がミューザ川崎シンフォニーホールという最高のステージに集う、“郷土色豊かな”コンサートです。このコンサートに出演された人が今では全国規模のコンクールで上位入賞を果たすなど、地方の若き演奏家の登竜門になっていて、主催している各新聞社の力の入れ様も大変なものです。

このコロナ禍の中、次々と主催コンクールが中止になっても「交流の響きには過去の入賞者を出演させたい」との想いで、今年も11社の新聞社が参加されます。詳細は後日このホームページにアップされますが、ピアノ、ヴァイオリン、フルート、チューバ、クラリネットと今年も多彩な顔ぶれが揃いました。また、ミューザ川崎からはオルガン教室の優秀受講生の方がホールのパイプオルガンを演奏します。神奈川代表は2年前のヴァイオリン部門で準大賞を受賞された橘和美優さんです。

会場のミューザ川崎では感染拡大防止対策のため現在入場者数を大幅に制限しています。今回かなり厳しい人数制限で抽選になりますが、多くのコンサートが中止・延期となる中での開催なので、「かなコン」参加予定だった人には是非この機会に来場してミューザの音響に素晴らしさを体験していただきたいと思っています。間もなくこのホームページに申し込みフォームが開設されますので、お楽しみに待っていてくださいね。(tsuka)


前回は小島孝恵さんが“メンコン”を披露