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音楽活動再開の目安とは2020年5月27日

皆さん、こんにちは。
今月末まで続くと思われていた緊急事態宣言が、昨日(5月25日)解除されました。依然ウイルス感染の危険はあるわけですから、これまで同様慎重な行動が求められます。ただ、待ちに待った学校やイベント・スポーツの再開が少しずつ始まるのは精神的にも違ってくるのではないかと思います。

少し遅くなってしまった感はあるのですが、「かなコン」のホームぺージで新しい企画「おうちでかなコン」を掲載しました。これは審査員の先生方に参加部門の課題曲を解説していただきながら実演を動画で配信するという試みです。まずはユースピアノ部門で行います。
現在は小学校低学年の部の課題曲3曲を三宅麻美先生に弾いていただいた動画をアップしました。学校が始まる目前だったり他のコンクールの準備などで余裕がないかもしれませんが、7、8分ですので、一息ついた時にでも観ていただけたら嬉しいです。

非常事態宣言が解除となり私が一番気になっていることは文化催事=屋内イベントの開催規定です。解除された際に段階を設けて開催規定を緩和していく方針をこの数日間アナウンスしています。まとめると以下の内容です。
ステップ1(~6月18日)
〇コンサート=出演者、スタッフ、観客の総数が100人以下または会場収容人数の50%以下
〇移動制限=5月31日までは不要不急の移動自粛。6月1日~18日は北海道・東京・千葉・埼玉・神奈川との移動は控える
この段階ではコンクールなら関係者のみの入場規制や集合時間の分散化が可能なので行えると思います(移動規制の観点から神奈川在住者しか参加できないのは問題ですが)。もちろん人数だけの問題ではなく、マスク着用の義務化やホール内の換気対策(扉の開放)、客席の着座位置の規定、アルコール消毒液の設置や使用のタイミング、更衣室・音出し室の使用ルールなどは運営上必須となります。これらは3月に「かなコン」を開催する前提で私たちが全てマニュアル化し備品なども用意していたので目新しいことではありませんし、できて当然なことではありました。ただ、それでも感染リスクがゼロになる保証がないのが不安ではあります。
ステップ2(6月19日~7月9日)
〇コンサート=出演者、スタッフ、観客の総数が1000人以下または会場収容人数(客席数)の50%以下
〇移動制限=県境をまたぐ移動は可。
ここで初めて県外在住者も参加できるので、人数規制の点も併せて全国規模のコンクール運営が可能になると思います。「かなコン」もこの規定で従来通りの方法で行えることになります。もちろん「ステップ1」で挙げた感染症対策のほとんどを併用していく必要はありますが、音楽堂やみなとみらいホールでの本選も可能になってきます。記念コンサートもチケット枚数をコントロールしたり指定席にするなどでの開催となるかと思います。
ステップ3(7月10日~7月30日)
ステップ2の人数制限が5000人になるので、大規模ホールのコンサートやオーケストラ公演が可能になる規模です。コンクール本選や記念コンサートも来場者制限をかけずに行えるようになります。ここに到達するにはどんなに早くても2か月、それも感染者数が増えていかないという状況下で初めて可能になります。まだまだ道のりは長く厳しいですが、8月以降にコンクールやコンサートを予定している人や団体にとって実施目途がたつことになります。

また、上記の政府発表の方針をもとにコンクール開催可否の条件を提案しているサイトを紹介します。より具体性が示されているので主催者として参考になります。

【ウイズ・コロナ】音楽コンクールの開催可否 4つの条件 (violinearより)
https://violinear.com/competition-taking-place-four-points/

また、同じサイトに「全国公立文化施設協会」(全国の国公立の劇場や音楽ホールなど約1300施設が加盟する)の感染拡大予防ガイドラインをわかりやくまとめたページもあったのでこちらのURLも記載しておきます。
出演者も原則マスク着用 音楽ホールなど加盟の団体が指針公表(violinearより)
https://violinear.com/hall-reopening-guideline/

いっぽうで海外からの出演者の招聘や海外のコンクールへの参加など日本だけが感染が下火になっても解決できない問題も多々残っています。改めて世界規模のパンデミックの恐ろしさを感じます。まだまだ音楽事業の完全な再開への道のりは厳しいです。(tsuka)


まずは小規模な演奏会で再開


オーケストラとのコンサートは当分先になりそう(昨年のトップコンサートより)