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ちいさな、小さな演奏会2019年12月17日

皆さん、こんにちは。今年も残り2週間ばかりになりましたね。
皆さんにとって今年はどんな年でしたか? 良かった人も、そうでなかった人もあと数日で仕切り直しですね。あっという間に新年です!

さて、毎年12月には横濱ロータリークラブさんが主催する演奏会に出演者をアテンドしています。「音楽のプレゼント」という演奏会で会場は横浜市内の特養老人ホーム2箇所(昨年まで3箇所)で土曜日毎に行っています。今回で18回目とけっこう長く続いていて、過去にはトップコンサート出演者や学生コンの全国大会入賞者、海外コンクールの出場者など錚々たる顔ぶれが10歳前後の時に出演しています。
トップコンサートや交流の響きと比べると50人前後のお年寄りを相手に2組で30分程度のこじんまりとした演奏会で、出演者は小学生の部で本選に進んだ人の中から選んでいます。今年は「横濱ロータリークラブ会長賞」を新設したので、横濱ロータリークラブさんの意向でこの賞の受賞者は優先的に出演依頼をしています。
老人ホームの広間で結構な年齢のお年寄りを相手に演奏するのはある意味大変なことで、普段音の良いホールでクラシックに精通した人に向けて弾いている人にとっては、モチベーションが違うかもしれません。
でもこの演奏会はとても貴重な経験になると個人的には思っています。初対面のしかも自分よりウン十年も年上の人たちにクラシックの曲を聴いてもらったり、童謡や歌謡曲の伴奏で歌ってくれたりする機会はめったにないことだと思います。10歳前後に「人の為に演奏する」経験を積むことで、自分の演奏に幅や深みが増すのでしょうか。指導されている先生方からは「貴重な良い経験になる」と評価をいただいていて、現場にお越しになられる方もいらっしゃいます。お年寄りとって孫より小さい人が自分の為に一生懸命演奏してくれるこの演奏会を毎年楽しみにしていることも施設の人に教えてもらいました。

今年は7日の「たきがしら芭蕉苑」にユースピアノ部門「横濱ロータリークラブ会長賞」の古目谷凰さん(小学校中学年の部)と弟の梛さん(小学校低学年の部)、そして本選に進まれた中村美乃さん(小学校中学年の部)にご出演いただきました。お兄ちゃんのゲストで出演した梛さんでしたがサンタクロースの衣装で登場し、主役の2人よりお年寄りの人気をさらってしまった感がありました。ただ凰さん、美乃さんともショパンを弾いてさすが主役だなという演奏を披露していただきました。

翌週の14日に初めて訪問した「白寿荘」ではヴァイオリン部門の小学校中学年の部本選進出者の井上佳音さんと山田佳歩さんにご登場いただきました。先週の美乃さんと併せて佳音さんと佳歩さんも赤いドレスでした。クリスマスカラー!なんでしょうか?3人ともとても華やかでしたよ。
佳音さんはヴィエニャフスキの、佳歩さんはメンデルスゾーンの協奏曲をそれぞれ弾かれ会場から大きな拍手をもらっていました。お二人で4曲伴奏されましたがどれも会場の皆さんが楽しそうに口ずさんでいたのが印象的でした。終演後佳歩さんはロータリークラブの音楽に詳しい人と話しが弾んでいました。

今回訪問した両施設とも横浜を代表する老人ホームで大変立派な施設運営をされていて、施設の方々から大変厚いおもてなしを受けました。出演された5人の皆さんにとっていつまでも心に残る演奏会であったら良いなあと思います。オーケストラとコンチェルトを弾くことと対局にある演奏会ですが、これも「かなコン」の魅力だと誇りに思っています。(tsuka)


連弾は弟の梛さんをお兄ちゃんの凰さんがリード


インタビューに答える中村美乃さん


終演後、お年寄りから花束を贈られる井上佳音さん


“メンコン”を披露した山田佳歩さん