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課題曲が発表されました ヴァイオリン、フルート編2019年11月27日

皆さん、こんにちは。
前回に引き続き、今回はヴァイオリンとフルートの課題曲を取り上げます。

ヴァイオリン幼児の部は前回同様、鈴木鎮一の教本第1、2巻からの選択です。この2冊の楽譜には合計で29曲が収録され、3曲が対象外となっているので26曲から選ぶことになります。ちなみに前35回(18人参加)第1次予選では
シューマンの二人のてき弾兵=5、バッハのメヌエット=4(1番=1、2番=2、同3番=1)、ゴセックのガヴォット=3、ベートーヴェンのメヌエット=2、パガニーニの「妖精の踊り」、トマのガヴォット、ボッケリーニのメヌエット、ヘンデルの「ユダスマカベウス」が各1でした。第2次予選(10人進出)ではシューマンの二人のてき弾兵=5、ベートーヴェンのメヌエット、パガニーニの「妖精の踊り」、バッハのミュゼット、ゴセックのガヴォット、ベートーヴェンのメヌエットが各1。第1次予選と同じ曲を弾いた人は7人いて、うち5人が本選に進出しています。本選では同じ曲を弾けないのでボッケリーニのメヌエット=3、ゴセックのガヴォット=2、ベートーヴェンのメヌエット=1という内訳です。全てのステージを通じて別の3曲を弾いた人が1人でした。

小学生では低学年と中学年の第1次予選が前回同様難易度に多少の差がある2択で、これまでは難しい方を選ぶ人が多かったのですが、それが評価される訳ではありません。最後まできちんと弾ける曲で臨むことが大事だと思います。2次予選以降は1択です。中学年の部本選はダンクラのエアバリエですが前回は「ロッシーニ」で今回は「ドニゼッティ」。他のエアバリエは時々課題曲になりますが「ドニゼッティ」は今回が初めてです。

小学校高学年の部は本選が6択になりました。この部で本選に残られている人の多くは中学になっているので、課題を中・高生の部に近い形へと変えました。リストアップされているモーツァルト3曲とブルッフは昨年まで中・高生の本選の課題となっていた曲です。ヴィオッティはたびたびこの部の本選に選ばれています。ある意味ここが一番大きく変わったことになりますが、ユースピアノ部門同様小学校高学年の部で年代の線引きを明確にした課題曲と思ってください。

中学生、高校生ともこれまでを踏襲したオーソドックスな課題曲です。中学生は第2次予選のローデのカプリースがこの数年本当に良く弾けています(他のコンクールでも同様でした)。ただ本選がどうしても高校生と被る曲が多く苦戦してきました。今回は中高共通なのがメンデルスゾーン、ヴュータンの第5番、ヴィエニャフスキの2番、サン=サーンス、ブルッフ、プロコフィエフの第1番です。この年代はトップコンサートの対象にもなるので、ソリストを任されたつもりで本選の課題に向き合って欲しいと思います。

一般の部は昨年から第1次が伴奏付きの1択、第2次がバッハ&パガニーニの無伴奏、本選が20分の協奏曲(自由曲)による構成です。昨年、明確な課題曲を設けたことで念願だった「一般の部からトップコンサート出演」者が2人出ました。今回も是非高いレベルで競って下の年代の人たちのお手本となってもらいたいと思います。第1次予選がベートーヴェンのロマンス。幼児・小学校低学年用の「メヌエット」以外でベートーヴェンが課題曲になるのは初めてで、篠崎審査委員長の提案を他の審査員が同意されました。

フルートは前回中学生参加者が4人だったこともあり第1次予選はケーラーの練習曲から3択の1曲にしました。第2次予選もテレマンの「12のファンタジー」からの3択です。中学生にはぜひ2桁復帰して欲しいと思います。高校生は第1次予選がケーラーとアンデルセンの5択です。第2次予選はドンジョンのサロン・エチュードから2曲を演奏し、本選は伴奏付きの4択となります。前回高校生がトップコンサートに選出され、大変驚きました。これが前例となりこの部から当たり前の様にトップコンサートに出場することが今後もあるかもしれません。
とはいえ、この部門では一般の部が圧倒的な参加者数とレベルになっています。今回課題曲は第1次予選がパガニーニのカプリースから3択。ヴァイオリン部門の一般の部でも第2次予選でパガニーニのカプリースですが曲番は被っていません。第2次予選は(伝)バッハのソナタ3択、そして本選はニールセンか尾高尚忠の協奏曲。どちらも初登場です。

2回に渡って3部門の課題曲を取り上げてきました。ホームページ、ピティナの提携コンクール、新聞の特集(11月20日付け)にも載っていますが、必ず応募要項を入手してください。曲目の表記はどれも一緒ですが、応募要項には細かい注意事項や指定楽譜、参考楽譜など正確な表記が載っています。

最後に皆さんに今回から参加料が各部1,000円値上げとなったことをお伝えします。何とかこれまでの金額で実施したかったのですが、消費税増税や参加者数の減少で厳しい状況にある中、6年ぶりの値上げを決めました。本当にごめんなさい。 (tsuka)


35回ヴァイオリン部門 幼児の部入賞者


35回ヴァイオリン部門 入賞者


34回フルート部門入賞者