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悩み多き時期になりました2019年9月11日

皆さん、こんにちは。
それにしても9日未明の台風は強烈でしたね。あまりの強風で家が振動し、風の音の凄まじさと併せて朝方まで眠れませんでした。皆さんは大丈夫でしたか?

気がつけば、はや9月。2学期も始まり、「学生音楽コンクール」も先月下旬から各部門東京予選がスタートしました。週末は時間を作って見学に行くようにしていますが平日開催もあって、なかなか全部門を聴くのは困難ですね。しかし予選なのに入場料が2,100円! さすがは日本の学生コンクールの頂点に君臨するだけあって入場料もハイレベル!(ついでにまわりの飲食店もお高め…)

今年も課題曲が難しいですね。小学生ではピアノが①バッハのシンフォニア②スカルラッティのソナタ③チェルニーのエチュードと3曲も。ヴァイオリンはバッハの無伴奏パルティータ3番のメヌエットⅠ、Ⅱとブーレ。うーん!
中学生のピアノがバッハの平均律から3択+ショパンまたはモシュコフスキーのエチュード。ヴァイオリンはバッハの無伴奏パルティータ2番アルマンドとパガニーニのカプリース13番。うーん!!
高校生はピアノがバッハの平均律から任意の1曲+ショパン・ドビュッシー・スクリャービン・ラフマニノフのエチュードから1曲。ヴァイオリンはパガニーニのカプリース11番。うーん!!!
台風15号並みに強烈なラインナップですね。今年は小学生のヴァイオリンと中学生のピアノしか聴いていませんが、出場者のレベルの高さには感心しつつ、結果を知って「あのレベルで通過できないの?」と驚愕しています。「かなコン」は学生音楽コンクールを目指している訳ではありませんが、それでも「かなコン」でお馴染みの人が大勢出場していると、どうしても課題曲や参加者数、通過者などを気にしてしまいます。そして学生音コンで上を目指している人に「かなコンなんて参加する意味があるのかな」と思われてしまうのではないかと不安に思ってしまいます。

実は同じ思いを他のコンクールに対しても持っています。「ヤマハジュニアピアノコンクール」の神奈川予選とのバッティングを避けるためにユースピアノ部門の日程を変えて2年目ですが、今度は本選がピティナのスタートと被るため生徒にどちらかに絞らせている指導者の方やピティナの方を優先する人など、日程がきっかけで「かなコン」から遠ざかってしまう人がいる可能性もあります。またせっかく入賞しても8月恒例の「クリスタルコンサート」がピティナ決勝や表彰式、学生音コン東京予選と重なってしまい辞退されることもあって改めて日程の難しさをこの数年実感しています。

少子化等の影響で音楽を習っている人が減少している一方でコンクールが乱立している状況では、全くの空白期間など無いに等しいので何がしかのものと被るのは避けられないのが現実です。そうなってくると各のコンクールのメリット&デメリットを比較してどのコンクールが自分に合っているか、ここにひかれてこのコンクール選ぶなどはっきりと特徴があることと同時にデメリットの少ない点も選択の重要な基準になるかもしれません。「かなコン」のデメリットと思われているのではないかと私が感じるのは、全国でのステージがない、予選が通らない、入賞者が少ない、賞金が少ない等々、ついつい自己嫌悪に陥ってしまいます。

また、自分たちがストロングポイントだと思っていても参加者にはそれほど魅力と評価されないのであれば、おのずと参加者は減って行き遂には開催ができなくなる、そんな危機感が次年度のコンクールの準備をしながらいつも頭をよぎります。そして大幅な運営方針やルール変更が反映できるもの募集要項発行前のこの時期です。
今年はユースピアノ部門で約1割強参加者が減少しました。次36回大会ではここを少しでも戻すことを最優先にしなければいけないと、会場アンケートやピアノ指導者の方々へのヒアリングなど原因を探り対策を検討しました。ただ正直に言えばある人たちにとって有効な方法も別の人たちには不利=不参加の要因になるのではないかとの懸念があり、全体に有効な解決法は見つかりませんでした。運営内容を一度変更するとしばらくは戻せないので、採用には慎重にならざるを得ないと思います。

ですので、第36回大会はそれほど大きな変更はないと思ってください。会場、審査員、日程、参加資格や入賞基準などほぼこれまでどおりです。課題曲の傾向が若干変わる可能性がありますが、それもこれから検討します。課題曲の発表はやはり11月20日頃、日程・会場はもう少し早くお知らせできると思います。(tsuka)


今回のクリスタルコンサート・幼児の部に出演された皆さん