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アンケート集計結果の後半です2019年6月24日

皆さん、こんにちは。
前回に引き続き、第1次予選で実施した会場アンケートの後半を掲載します。
「他に参加しているコンクール」について、いくつかの事例を挙げています。一番多かったのが「ピティナ・ピアノコンペティション」の34人で、次いで「ヤマハジュニアピアノコンクール」の12人でした。3番目に「全日本学生音楽コンクール」と「日本クラシック音楽コンクール」がともに10人でしたが、ヴァイオリンの参加者もこの中に含まれています。あとは「ショパン国際コンクール」が9人、「グレンツェンピアノコンクール」が7人とピアノ関連のコンクールが上位に入っています。

設問の最後に「かなコンの『良いと思う点』『悪いと思う点』」とあり同じ項目を掲載しています。項目と良し悪しの回答数は以下の通りです。
*(  )の前半の数が良いと思う、後半の数が悪いと思う回答数です。
課題曲(51、7) 審査員(21、1) 審査講評(34、3) 日程(26、9) 
会場(41、4) 賞(16、3) 入賞記念コンサート(22、0) 参加料(14、15)
その他→ 良い点(レベルの高さ、スタッフの対応、日や会場が選べる、技巧より感性というスローガン)悪い点(通過率の低さ、会場毎の審査基準の違い)となっています。
課題曲が一番評価されていますが、1割近くの人から悪い評価(易しい?難しい?)をされています。審査講評は概ね好評でした。これは電話講評から直筆の講評に変わったことが評価されたのだと思います。会場についても2番目に高く評価いただいていますが、会場数が減った中に近所の会場が含まれていたのか不便に思う人が「悪い」と評価した可能性もあります。賞の評価が少なめなのは備考欄に数名の人が「予選で終わった人への何がしかの賞=奨励賞など、を設けて欲しい」と要望されていました。入賞記念コンサートで「悪い」が0なのは嬉しいのですが「良い」をもっと増やしたい=もっと大勢の人が参加出来る機会を増やして行きたいです。
そして、やはりというべきなのか「参加料」と「日程」に「悪い」と評価した人が多かったですね。参加料に対する不満は「第1次予選で終わった人にとっては高い」と思われているのでしょう。これを改善するのは今のところ前回で否定した「課金制」を導入するしかないです。また、日程の不満はピティナの準備時間が取れないとのコメントが多かったことに関連すると思います。

フリースペースに結構参考になるご意見を寄せていただいています。
「当日、審査結果発表があるといい」→これまでは翌日の紙面とホームページで発表していました。ただ当日発表も次回には検討する余地はあります(個人的には、第2次に進めなかった人のがっかりした表情は見たくないのですが)。
「更衣室があって良かったが、椅子や机が欲しかった」→今回女子は全会場に、男子は一部の会場で更衣室を設け好評でしたが、ギャラリーを利用した会場で椅子・机の用意をしていませんでした。次回更衣室をどうするかを思案していますが、用意できるのであれば机の設置は忘れずに設置します。
「中学生、高校生は参加人数が少ないので会場間で不公平感がある。会場を絞って集約したらどうか」→他のコンクールでは部門・学年を1つの会場に固めて開催していますが、私は個人的には反対です。理由は下の年齢の人に年上の人演奏を、同じく上の学年の人にも年下の人の演奏を聴いて欲しいからです。難しい曲をCDや一流の演奏家による演奏で聴くより、同じコンクールで年上の人が弾いているのを聴くほうがより身近に感じたり、曲にチャレンジする意欲が湧くと思います。逆に年上の人が年下の人の演奏を耳にすることで将来指導者の道に進まれる人には貴重な機会となるはずです。

そして今回のアンケートでとても気になったのが以下のご意見でした。
「『技巧より感性』とうたっても『コンクール弾き』で通過する人が多く、他のコンクールと変わらない。心ある音楽を評価することが『かなコン』の良さだと思っていた」「今年は平均レベルの生徒に併せた課題曲・日程だった。力のある子が成長、力を出せる課題曲を」
「今の技巧はコンクールに受かるため指導者が作り込みモノマネをさせるもの。モノマネが通過するのは他のコンクールで充分。音質や素直な感性を大事にしてください」「本選は感性を評価するのであれば自由曲でも良いかと思う。あるコンクールの入賞者で名前を見かける人は攻撃的な演奏だと思いました。『かなコン』はその子の音(教え込まれたものではない)を評価してください」
とても、重いご意見だと思います。「かなコン」を子どもの感性をきちんと評価するコンクールだと思って生徒に受けさせたのに、他のコンクールと変わらなかったという失望感が表れています。「コンクール弾き」という言葉は何度か聞いたことがあり、素人耳の私にはよく分からないのですが「かなコン」でも当たり前のようになって来ているのでしょうか?だとしたら残念な傾向です。「技巧より感性」を標榜しているうえで、理念に即したコンクールであって欲しいと思います。その為には我々がもっと勉強しなければいけないのであって、他のコンクールを積極的に聴きに行ったり、指導者の皆さんと話し合う機会を設けたいと考えています。今回のご意見を戒めとして、今一度「かなコン」の理念を胸に矜持を持って運営に当たりたいと思います。(tsuka)