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ユースピアノ部門本選、終了しました!2019年5月20日

皆さん、こんにちは。5月19日に「やまと芸術文化ホール」で54人が出場したユースピアノ部門が行われ、神奈川県知事賞をはじまとする栄えある入賞者が決定いたしました。
冒頭に皆さんにお詫びを申し上げます。14時からの幼児・小学校低学年の部・小学校中学年の部の表彰式が1時間以上遅れてしまいまして、お待ちいただいておりました方々には申し訳なく思っております。審査の集計と各賞決定に予想以上に時間がかかってしまい、このような事態になってしまいました。もし来年も同じような形式で表彰式を行う様でしたら余裕を持ったスケジュールで運営するよう心がけます。
本選を受賞者の紹介を軸に振り返ります。
幼児の部では今回「岩井宏之賞」が2人出ました。受賞者の佐藤真惟さんは第2次予選ではトップバッターで弾き、審査員に「みんなあの(高い)レベルだったらすごいことになる思った」と評価されていました。もう1人の松本鼓白さんは幼児の部には2年続けての出場で、「かなコン」でも優秀な成績を取られているお姉さんが2人もいる人です。
小学校低学年の部では平吉毅州の「子守歌」で臨んだ河合諒太郎さんが「神奈川新聞社社長賞」「最優秀賞」「中田喜直賞」とトリプル受賞しました。特に今回から小学校低・中学年が対象となる最高位の賞「神奈川新聞社社長賞」を、中学年を押さえて受賞したのは見事でした。演奏曲では優秀賞の八島優樹さんはプロコフィエフの「タランテッラ」を、他の3人の受賞者(「NHK横浜放送局局長賞」=佐藤日向さん、「テレビ神奈川賞」=須崎菜々夏さん「神奈川新聞社賞」=浮島一歌さん)はギロック「パリの休日」を演奏しました。ちなみに須崎菜々夏さんも幼児の部入賞者の桃花さんと姉妹受賞でした。
小学校中学年の部最優秀賞の杉浦悠太さんは「ありあけハーバー賞」とのダブル受賞でした。舞台袖でスタッフに蝶ネクタイを直してもらうハプニングもありましたが、動じることなく堂々とした演奏でした。お祝いの花のプレゼントもあって思い出深い1日になったのではないでしょうか。優秀賞の山崎心愛さんは「小さな名伴奏者」として、ヴァイオリン部門に参加してる妹さんの伴奏も務めながら今回激戦だった中学年の部で2番目に高い評価を受けました。妹さんが出場する26日のヴァイオリン部門本選を控えている中での受賞は本当にすごいことです。「神奈川県教育委員会教育長賞」の綾部太郎さんと「横濱ロータリークラブ会長賞」の古目谷凰さんは幼児の部からの常連で、お二人は接戦でした。綾部さんは入賞歴をお持ちの人で、第2次予選の時に体調が万全でないことをお母様から伺いましたが、頑張って第2次予選を突破して本選での見事な演奏に繋がりました。古目谷さんは今回が初の受賞となりました。弟さんも幼児の部からずっと出場されていますので将来、兄弟受賞を楽しみにしています。この部では寺下凜さんに「神奈川新聞社賞」が贈られています。
小学校高学年の部最優秀賞には西村真生子さんが、中学生の部の最優秀賞の和田笑美花さんが選ばれました。両部門とも第1次予選から審査結果が厳しく本選進出者が少ない部でしたが、本選では2人とも9人の審査員から高い評価を受けました。高学年の部優秀賞の松本色葉さんは幼児の部で「岩井宏之賞」を受賞した松本鼓白さんのお姉さんです。色葉さんの妹さんは今回惜しくも本選に進出できなかったのですが、色葉さんが見事に部2位に輝き「長女強し!」の回でした。今度は3人で本選出場をぜひ実現してくださいね。「神奈川新聞社賞」の雨川祥希さんは埼玉からのエントリーです。昨年の県知事賞受賞者も埼玉県の人でした。埼玉県には「彩の国ピアノコンクール」という埼玉新聞が主催するコンクールがありましたが2年前に終了したので、今後「かなコン」にチャレンジする人が増えて行く可能性があります。
中学生の部で優秀賞の森田夏華さんと県議会議長の渡辺俊爾さんは小学生の時に受賞歴があり、いずれも中学生での初受賞となりました。最優秀賞受賞者の和田さんをはじめ中学生の皆さんには後述するスーパー高校生に続く次の世代を担っていただきたいと思っています。以前、中学生が何年も続けて県知事賞を受賞することについて、審査員で講評も手がけられている山下薫子先生が「中学生は自分が音楽の道に進むか、ここで終わりにするかの判断を迫られる年代。進むと決めた時の本気度はどの年代よりも強く、それが演奏に現れる」と言及されていました。その中学生たちが今、高校生になって今回は上位を独占しました。部活や受験などなかなかピアノに集中できない日常であることは重々承知しています。せっかくの「晴の場」に苦言を呈しているように聞こえるかもしてませんが、中学生の皆さんは本選まで進出できなかった人や今回ご参加されなかった人も含め可能性を感じる人が大勢いるのです。この年代は課題曲も含め、今後いくつかの点を検討していく必要があるかもしれません。
そして高校生7人は順位こそ付きましたが、皆さん見事なレベルでした。最優秀賞で神奈川県知事賞の山縣美季さんは高校生の中でも頭1つ抜きん出ていました。山縣さんは6月9日のピアノ部門本選にも出場します。今回のような演奏でしたら2部門で1位になるかもしれません。辛島審査委員長も「あるかもしれないね」と言われていました。その他、神奈川トヨタ賞の田久保萌夏さん、ヤマハ賞の森永冬香さん、神奈川新聞厚生文化事業団賞の本田琳太郎さんはそのまま小学校高学年から高校生の2~4位に当たりますので、高校生が1~4位を独占したことになります。高校生が第2次予選で素晴らしかったことは以前このブログでも書きましたが、本選は第2次予選のまま移行した感があります。
一方前半の小学校低・中学年は最優秀賞を受賞した2人が優秀賞以下の人と差がつく審査結果になっています。2回の予選では小学校中学年の部のレベルの高さが際立っていましたが本選では低学年が大健闘でした。
今年本選に出場された皆さん、来年も是非「かなコン」に来てくださいね。そして実力があるのは分かっているのに本選の舞台に立てなかった皆さんも、今度こそ本選を目指してまたチャレンジしてください。スタッフが各会場で待っています! (tsuka)