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ユースピアノ部門第1次予選を終えて2019年4月1日

皆さん、こんにちは。3月23日に始まった「第35回かながわ音楽コンクール」ですが、12会場で行われたユースピアノ部門第1次予選が終了しました。今回は692人(エントリーから3人欠場)に参加いただき、228人が4月27日から3日間行われる第2次予選に進出しました。

会場別の部別進出数・進出率は表のとおりとなっています。会場毎の進出目安を35%前後と考えていましたが、実際に審査をしてみると35%を超えた会場もあれば30%に届かない会場もありました。進出比率を設定しても一定のレベルに達していない人が多い場合には進出率が落ちてしまうことになります。また、レベルが高い人が集まると逆に進出率が高くなる会場=部もあります。特に参加人数が50人以下の会場になると1~2人の増減で進出率が大きく変わることもあります。

今回、小学校中学年の進出率が高くなっています。この部は審査員の評価が高く、相当高いレベルで競ったのではないかと思います。見学に来られていた方も「小学校中学年は本選レベルですね」と驚いていました。第1次予選では2曲弾かなければなりませんので片方だけ良くても通過は難しかったようです。この学年には3,4年前の幼児の部入賞(本選進出)者の人が大勢参加しています。実力に加えて「かなコン」の参加経験が多いことで会場や雰囲気に慣れているのかもしれません。このブログで「幼児の部」はコンクールのすそ野を拡げることを目的に設けた旨を再々書いていますが、この1、2年で参加が定着してきた感がします。この人たちがもっと上の中学生、高校生まで参加してトップコンサートのステージに立つ日が来ることを楽しみにしています。もっともその頃、私は「かなコン」を“引退”しているので、客席で堪能していますが。

1つ下の小学校低学年の部でも幼児の部入賞者のお名前をたくさん拝見しました。ただ、昨年の入賞者=小学1年生の中にはすんなりとは通過できなかった人もいて、これは今回に限らず毎回の傾向です。この年代の1年の差は大きいのか、一昨年の入賞者=小学2年生の人の進出が目に付きました。もっとも今回の小学2年生も相当評価が高いです。
小学校高学年の部が前回から大幅に参加者が減ったこともあってか全体的に厳しい評価でした。ただこの2年間はこの部のレベルが突出していただけに、比べられると気の毒な面もあります。

中学生の部は会場によって評価が大きく分かれました。大勢選出した会場があった一方で、誰も選出されなかった会場もあり、今回最も評価が難しかった部でした。ただ、この数年で最も県知事賞を受賞している年代だけに潜在能力は高いはずです。第2次予選にはバッハのシンフォニアがあります。スカルラッティの方を選んだ人は別として、毎年バッハの出来が左右するステージですので、この1か月間は2つの課題曲を弾き込んで臨んでください。
高校生の部は全会場から進出者が出たこともあって、全体的に安定していました。第2次予選に進まれる19人の方の多くが「かなコン」常連者です。中には13日から始まる「ピアノ部門」に参加される強者もいますね。2部門で同時に課題曲をマスターするのは大変だとは思いますが、若い皆さんにとってきっと今後につながる貴重な機会になるはずです。悔いの残らないようにチャレンジしてください。

今週末からはヴァイオリン部門が始まります。今回は148人が2会場に分かれて出場します。幼児の部が増えたことはお伝えしましたが、一般の部には高校生の時に「かなコン」での実績を持つ人が数名います。今回はぜひこの部で1位が出て欲しいです。ヴァオリン部門はユースピアノ部門とは雰囲気がガラッと変わりますので、そろそろモードを切り替えないといけませんね。(tsuka)


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