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正岡子規の歌を刻んだ文学碑、安国論寺に完成/鎌倉

神奈川新聞 | 2011年12月19日(月) 13:05

完成した歌碑の横に立つ玉川住職=安国論寺
完成した歌碑の横に立つ玉川住職=安国論寺

鎌倉市大町の安国論寺に、同寺にゆかりのある俳人で歌人の正岡子規の歌碑が完成した。子規が鎌倉を訪れた時のことを詠んだ歌で、同寺は「子規の文学碑は鎌倉では初めてでは」と話している。

安国論寺は、日蓮がいおりを結んで布教をした場所で、ここで北条時頼に提出した「立正安国論」を著したとされている。

正岡子規は、1888年と93年の2度、鎌倉を訪問。同寺にも足を運んでいる。また、日蓮に関する和歌や俳句を多く残している。

歌碑は高さ約180センチ、幅約110センチ。子規が1900年に詠んだ和歌「鎌倉の松葉が谷の道の辺に法を説きたる日蓮大菩薩(ぼさつ)」と記され、子規の横顔のレリーフもある。

玉川覚祥住職が同寺のある松葉ケ谷を詠んだこの歌のことを知り、「ここのことを歌っているから」と建立を構想。レリーフは、子規の門下生の息子による作品であるなど、建立の過程も子規と縁が深い。玉川住職は「鎌倉初の子規の歌碑を通じて、子規に親しんでほしい」と話している。

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