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不条理劇「我が師・我が街」上演へ稽古に熱、アマ劇団「横須賀市民劇場プロジェクト」/神奈川

神奈川新聞 | 2011年9月29日(木) 16:35

羽賀さん(左端)の指導で稽古に励む横須賀市民劇場プロジェクトメンバー=同市深田台
羽賀さん(左端)の指導で稽古に励む横須賀市民劇場プロジェクトメンバー=同市深田台

横須賀を拠点に活動するアマチュア劇団「横須賀市民劇場プロジェクト」が10月8日、同市深田台の市文化会館大ホールで舞台を上演する。3回目となる今回の演目は、劇作家・別役実さんが書き下ろした不条理劇「我が師・我が街」。本番を間近に控え、稽古場は程よい緊張感に包まれている。

市民劇場プロジェクトは2008年12月、「劇団夢樹(むーじゅ)」など地元劇団の代表者らが中心となって発足。09年10月に2日間の日程で旗揚げ公演を行い、計650人の観客を動員した。

現在のメンバーは、一般公募で集まったキャストや裏方のスタッフら総勢22人。今回は18~72歳の17人が出演し、このうち14人は初めて本格的な舞台を踏む。

演出は、若いころに市内の「劇団河童(かっぱ)座」に所属し、同プロジェクトの芸術監督を務める羽賀義博さん(62)=同市根岸町=が担当。プロジェクト発足メンバーの一人でもある羽賀さんは「入場料を頂く以上、完成度の高い演劇を観客に見せたい」と意気込む。

5月から週2~4回のペースで市内のスタジオやコミュニティーセンターで稽古を重ねてきた。27日夜も、羽賀さんが「そこは間をためなくていい」「せりふに重みを持たせて」などと、出演者に話し方や動作を細かく指導。一つのシーンを何度も繰り返し、熱のこもった稽古を繰り広げた。

今回が初舞台という澤田靖子さん(70)は「演じることにまだ照れがあり、役にのめり込むのが難しい」と苦戦した様子だが、「一つの作品を仲間と創り上げるのが楽しい」。羽賀さんは「観客も舞台の作り手の一部。出演者が熱心に演じる姿をぜひ見に来てほしい」と話している。

午後3時開演。入場料は前売り・当日券ともに2千円。高校生以下は500円。また、抽選で5組10人を無料招待する。申し込み方法などの問い合わせは、同プロジェクト電話090(7804)3047。

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