他にはない神奈川のニュースを!神奈川新聞 カナロコ

  1. ホーム
  2. 地元出身の現代美術家「原口典之・若江漢字」にスポット/横須賀

地元出身の現代美術家「原口典之・若江漢字」にスポット/横須賀

神奈川新聞 | 2011年2月23日(水) 21:50

横須賀出身の現代美術家2人の作品を集めた企画展「横須賀・三浦半島の作家たち1 原口典之・若江漢字」が、横須賀市鴨居の横須賀美術館で4月10日まで開かれている。1970年ごろの貴重な初期作品から最新作まで、計約170点が展示されている。

型に流し込んだ黒い廃油が鏡面となり周囲を反射させた立体作品「オイル・プール」などの代表作で知られる原口典之さんは、鉄やアルミなどの金属や大量生産された工業素材を使い、時代を反映した作品を制作し続けている。同展ではWork on Paperと呼ばれる紙の作品を中心に展示。貨車のドアの取っ手部分をゴムチューブで立体的に浮き上がらせて表現した初期の作品などが見どころとなっている。

一方、若江漢字さんは「近代」をテーマに、政治や環境問題などに関するメッセージ性の強い写真や立体作品などを発表している。同展では、井伏鱒二の小説「黒い雨」をモチーフに針金で雨を表現した立体作品や、ナチス・ドイツのユダヤ人迫害の歴史を連想させる写真が並ぶインスタレーション(空間芸術)などが来場者の目を引いている。

3月7日と4月4日は休館。観覧料は800円、高校・大学生と65歳以上は600円、中学生以下無料。問い合わせは、同美術館電話046(845)1211。

【】

現代美術家に関するその他のニュース

に関するその他のニュース

PR
PR
PR

[[ item.field_textarea_subtitle ]][[item.title]]

アクセスランキング