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運慶の技量感じて、初作と最晩年作の仏像2作を同時展示、金沢文庫で特別展/横浜

神奈川新聞 | 2011年2月23日(水) 14:49

平安末期から鎌倉時代にかけて活躍し、興福寺修復や東大寺の仁王像の作者として知られる仏師、運慶(生年不詳~1224年)の作品を展示する特別展「運慶 中世密教と鎌倉幕府」が県立金沢文庫(横浜市金沢区)で開かれている。日本で初めて、第1作の仏像と最晩年作の2作を同時に展示。仏師と密教、鎌倉幕府との結び付きに焦点を当てながら仏像制作の背景も探っていく。

展示されているのは全国各地から集められた仏像21体(国宝1、国の重要文化財20)と国宝の古文書などを含む計25件。

見どころは、奈良・円成寺が所蔵する第1作(1176年)の「大日如来坐像」(国宝)と神奈川・称名寺光明院が所蔵し金沢文庫が保管する最晩年作(1216年)の「大威徳明王像」(国の重要文化財)。明王像は2007年、調査で運慶の真作と分かった仏像で、作風の変遷がうかがえる内容になっている。

また円成寺と東京・真如苑、栃木・光得寺が所蔵する「大日如来坐像」3体(いずれも国の重要文化財)がそろって展示されるのも珍しい。国宝の「金剛力士立像納入品(体内から出てきた経文)」や国の重要文化財「帝釈天立像」なども並べられている。

運慶は京都・東寺の大日如来像に憧れて修業をしたが、鎌倉幕府により平家に焼き打ちされた興福寺修復に登用され有名になった。学芸員の瀬谷貴之さんは「鎌倉幕府は、幕府の知名度を上げるために運慶を政治的に利用した側面もありました。最新の研究成果も披露しており、その卓越した技量を感じてほしい」と話す。

3月6日まで。大人800円、20歳未満・学生500円、65歳以上・高校生100円。電話045(701)9069。

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