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宮永岳彦が描く美と幻想の世界、記念館で7月まで作品展/秦野

神奈川新聞 | 2011年2月12日(土) 10:30

美しい女性像を描く画家として知られる秦野市ゆかりの洋画家宮永岳彦(1919~87年)の作品を展示した「宮永岳彦 Romantic~美と幻想への誘い」が市立宮永岳彦記念美術館(同市鶴巻北)で開かれている。

展示されているのは油彩画、パステル画、水墨画、挿絵原画、ポスターなど73点。100号の「王女マルガリータ」や、ステンドグラスを背景にヨーロッパの王朝風ドレス姿の女性を描いた80号の3点などは宮永作品の美人画そのもの。

商業デザイナーとして描いたポスターや雑誌の表紙、挿絵原画なども展示されている。特に、小田急沿線の観光ポスターが多く、53年制作の箱根をはじめ、江の島や湯河原のものが目を引く。55年制作の県のポスターには着物姿の女性と富士山、江の島が描かれている。

常設展示で7月24日まで。入場料300円。月曜休館。問い合わせは、同館電話0463(78)9100。

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