
演劇やミュージカル、ダンスなど舞台芸術の新拠点となる神奈川芸術劇場(KAAT、眞野純館長)が11日、横浜市中区山下町に開館した。芸術監督を務める演出家の宮本亜門さんは「訪れる人を幸せにできるよう頑張りたい」とあいさつした。
同劇場は県が設置し、指定管理者の神奈川芸術文化財団が近くの県民ホールと一体的に運営する。建設費は124億円。都市再生機構による再開発の一環で、県の負担は34億円。1300席のホールと四つのスタジオがあり、NHK横浜放送会館も入居している。
記念式典には、公募による県民を含む約800人が参加。野村萬斎さんらによる能楽「翁」も上演された。
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