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ヨコハマ映画祭「十三人の刺客」が4冠、主演男優賞に豊川悦司さん

神奈川新聞 | 2010年12月17日(金) 10:25

ヨコハマ映画祭の本年度各賞が決まり、三池崇史監督「十三人の刺客」が作品賞、監督賞、脚本賞、特別大賞の4冠を獲得した。主演男優賞は「今度は愛妻家」「必死剣鳥刺し」の豊川悦司さん、同女優賞は「川の底からこんにちは」「カケラ」の満島ひかりさんが受賞。最優秀新人賞には向井理さんと佐藤寛子さんが選ばれた。表彰式と「十三人の刺客」などを上映する映画祭は来年2月6日、横浜・関内ホールで。

同映画祭は32回目。スポンサーを持たない、ファン手作りの映画祭として定評がある。今年の各賞は映画評論家、ジャーナリストら34人の投票で決まった。

ベストワンは「十三人の刺客」「告白」「悪人」「川の底からこんにちは」の争いになり、集団抗争時代劇「十三人の刺客」が僅差で「告白」をかわした。「川の底からこんにちは」は4位に入り、新人監督賞(石井裕也さん)と主演女優賞(満島ひかりさん)も得て“夫婦受賞”。脚本賞は「十三人の刺客」を書いた故今村昌平監督の長男、天願大介さんが獲得した。

助演男優賞は多彩な役柄を個性的に演じ分けた石橋蓮司さんと、助演女優賞に「孤高のメス」の夏川結衣さん、最優秀新人賞は向井理さんと佐藤寛子さんに。また、大ベテランの松方弘樹さんに特別大賞が贈られる。

映画祭は午前11時から「川の底からこんにちは」を上映、午後2時から表彰式、3時50分から「今度は愛妻家」、6時20分から「十三人の刺客」を上映する。入場料2800円、前売り2500円。一般前売り券は12月25日から発売される。問い合わせは実行委員会電話045(751)0480。

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