貴婦人愛用のドレスが現代によみがえる-。「クラシカル プリンセス ジャポン」(CPJ、横浜市西区)は3月1日まで、横浜市中区の外交官の家で、「鹿鳴館時代とクラシック着物ドレス展」を開催する。
CPJは、代表でクリエーティブデザイナーの佐々木綾香さん(28)が第7代横浜観光親善大使を務め、横浜開港の歴史や明治時代の日欧文化の調査・研究などを進めている。
当時欧米で主流だった「バッスル」というヒップが膨らんだ型のドレスに、日本の生地を用いて制作し、鹿鳴館時代に社交界の貴婦人が愛用した「クラシック着物ドレス」に着目。日欧文化融合のおしゃれな魅力を伝えようと、ドレスの制作・貸し出しのほか、イベントなどを開催している。
今回、明治時代の建築として国の重要文化財に指定されている外交官の家の大客間に、「夜会前の邸宅の風景」を再現。クラシック着物ドレスや、日欧文化が融合してドレスが誕生した背景を紹介するパネルなどを展示する。
佐々木さんは「クラシック着物ドレスはウエディングにぴったり。歴史的なストーリーのあるドレスを大切なウエディングの場で多くの女性に着ていただきたい」と話している。
外交官の家はJR石川町駅から徒歩5分。午前9時半~午後5時。入場無料。問い合わせはメール。アドレスはinfo@classical-princess.com
【神奈川新聞】