新春恒例の「本えびす」が10日、鎌倉市小町の本覚寺で行われた。小づちや米俵を取り付けた「福笹」を買い求める客が大勢詰め掛け、紅白のちょうちんで彩られた境内に列をつくった。
同寺は、商売繁盛や五穀豊穣をもたらす七福神「えびす神」を祭る。毎年、正月三が日に「初えびす」を、1月10日に「本えびす」を開いている。
参拝客の一番のお目当ては、寺周辺に生える鳳凰竹を切り出して作った縁起物の福笹。「商売繁盛、家内安全、お祈り申し上げまーす」と、華やかに着飾った福娘が声を張り上げ、購入者に次々と手渡していった。
【神奈川新聞】