
子どもたちに茅ケ崎の歴史を知ってもらおうと、文化財や名所旧跡を題材にした「茅ケ崎かるた」で遊ぶイベントが4日、JR茅ケ崎駅駅ビル「茅ケ崎ラスカ」で開かれた。かるたの原画なども展示され、訪れた親子らが楽しみながら郷土の成り立ちに触れた。
茅ケ崎かるたは、約45年前に地元の郷土史家が作った句を基に、「茅ケ崎郷土会」が改編。その後、市内在住で絵の得意な栗田武則さんの力を借り、2010年に製品化された。
かるたでは、古墳や石碑といった史跡や、ゆかりの人物、伝統行事、自然風景などを紹介。絵札と読み札の裏に解説を記し、分かりやすく伝えている。
同会が企画したイベントでは、子どもからお年寄りまで多くの世代が集まり、かるた取りに興じた。平塚市から両親と訪れた、小学1年の男児(7)は「かるたに描かれた場所に行ってみたい」、弟(5)も「またやりたい」と笑顔を見せた。
イベントは10日午前11時からも開催される。入場無料。かるたは茅ケ崎ラスカ内の書店などで販売している。
【神奈川新聞】