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鉄道コラム 前照灯(209) 
相鉄を支える裏方(下)もう一つの「二俣川駅」?

話題 | 神奈川新聞 | 2014年12月19日(金) 12:00

二俣川駅そのままの看板、設備が並ぶ
二俣川駅そのままの看板、設備が並ぶ

 相模鉄道の二俣川駅を降りて10分ほど。細い道を歩いて入った建物の2階に、もう一つの「二俣川駅」があった。相鉄マンの研修施設「ステーショントレーニングセンター」だ。前回に引き続き、日立ITユーザ会の見学会で訪ねた相鉄の施設を紹介する。

 2010年に設置されたこのセンター。駅の看板だけでなく、自動券売機、自動改札機、定期券発行機など、駅にあるほとんどの設備、機器がある。しかも料金表などは二俣川駅そのままの内容。


カバーを開けた自動改札機。この中にさまざまな機能が詰まっている
カバーを開けた自動改札機。この中にさまざまな機能が詰まっている

 担当者が、自動改札機のカバーを開けて、切符の動きを紹介。切符を裏にして入れても、自動的に表にする機能も実演。出てきた切符を、お客さんが、もし取り忘れてしまったら、「自動的に回収します」。これで自動改札機がふさがってしまうのを防いでいる。

 この施設、実はもう一つの機能がある。PASMO、Suicaの展開で、鉄道会社間のシステム、ネットワークが広がった。1社のトラブルは、全社に影響を及ぼしかねない。「システム変更内容を事前にチェックするには、社ごとに孤立したシステムが必要なのです」

 お客さんをきちんと運ぶ。定められた料金を間違いなく徴収する。制度の変更を、正確に各駅、システムに徹底させる。そのための機能がそろっている。残念なのは、見学の機会が特別なイベントに限られること。もし気付いたら、申し込んだ方がいい。(a)

 
 

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