J3第32節は16日、相模原ギオンスタジアムなどで6試合が行われ、相模原は2-1で秋田に競り勝った。YSCCも2-0で藤枝を破り、両クラブともに本拠地最終戦に花を添えた。
金沢は琉球を1-0で下し、勝ち点72として1試合を残し、リーグ初年度の優勝を決めた。来季はJ2に昇格する。2位長野は盛岡に快勝し勝ち点66。3位町田も福島を下して65とした。
【共同通信】
◆
サポーターに感謝の白星を届けた。本拠地最終戦でYSCCが初の無失点勝利。10試合ぶりにスタンドを沸かせ、主将の吉田は「何としてでも勝って喜ばせたかった」と笑顔を見せた。
立ち上がりから出足が鋭かった。前半44分にMF井上が右足で先制。後半4分にはFKのこぼれ球をFW伊藤が押し込んだ。井上は「練習通りのイメージしていた形」、伊藤は「チーム全体で声を出して、意志の疎通ができていた。気持ちが出ていた」と、ともに記念すべき今季初ゴールに白い歯をこぼした。
前節に初年度の最下位は決定したが、それでも1139人の観客が訪れた。有馬監督は「辛い1年にさせてしまって、普通だったら応援されなくてもおかしくない。温かい声援があったから、今季を戦い抜けた」と頭を下げていた。
【神奈川新聞】