農産物の地産地消を図るイベント「小田原市農業まつり」が15日、同市城内の小田原城址公園二の丸広場で始まった。同まつり運営委員会の主催で、16日まで。
市内の農業団体や、農家女性のグループなど計24団体が出店し、とれたての野菜や果物、花木などを即売している。足柄牛や足柄茶、梅干しなど、特産の農産物や加工品も並び、来場者の注目を集めている。
小田原産ミカンを自ら搾ってジュースを作ったり、石臼を回しながらきな粉を作ったりできる体験コーナーのほか、トラクターなど農業機械に乗って記念撮影できるエリアや、子牛と触れ合えるコーナーも設けられ、親子連れなどが思い思いに“農”と親しんでいた。
同市南町の無職渡辺泰子さん(72)は「毎年来ているけれど、普段は接する機会のない農家の人たちとお話ししながら野菜や花を買うことができるのが楽しい」と笑顔で話していた。
16日は午前9時半から午後3時半まで。梅干しの種を飛ばす距離を競うコンテストなども行われる。雨天決行、荒天中止。
【神奈川新聞】