強羅公園の開園100周年を記念する大茶会(有料)が13、14の両日、箱根町強羅の同公園内、白雲洞茶苑(えん)で開かれている=写真。同公園を運営する箱根登山鉄道が主催し、数寄茶道欠庵会が協力している。
紅葉が色づき秋深まる苑内には、山里の農家の風情をたたえた貴重な白雲洞の茶室のほか、周囲の庭に野だて席など七つの席を設置。着物姿の男女約80人が季節感あふれる和菓子や抹茶、煎茶などを楽しんだり、茶器などをめでたりした。
同公園は1914(大正3)年にフランス式庭園として開園し、昨年には国の登録文化財に指定されている。白雲洞茶苑も近代三大茶人とされる鈍翁(益田孝)、三渓(原富太郎)、耳庵(松永安左ヱ門)に受け継がれ愛用されたゆかりがある。
14日は午前10時~午後3時。若干の残席あり。記念品、昼食弁当付きで8千円。希望者は直接会場へ。
【神奈川新聞】