体育の日を前にした市民スポーツ大会が12日、三浦市内の3カ所で開かれた。農漁業が盛んな土地柄だけに、さおを使って景品を釣り上げる「大漁一本釣り」や、野菜がバトン代わりの「三浦野菜出荷リレー」など個性的な種目も。子どもから大人まで、地域住民が元気に駆け回っていた。
住民らによる運営委員会と市教育委員会が主催。体を動かす機会をつくり、地域の親睦も深めようと毎年開催し、36回目になる。
南下浦地区の会場で行われた出荷リレーでは地元農家が市内で収穫した野菜10種類ほどを提供。特産のダイコンやスイカのほか枝豆やブロッコリーなど、各チームがバトンに使う野菜をくじ引きで決めた。重量があるスイカのチームは各レースとも苦戦し、笑いを誘っていた。キャベツを持ってゴールテープを切った立川京君(11)=同市南下浦町金田=は「持ちやすくてよかった。1位になれて気持ちよかった」と笑顔を見せていた。
【神奈川新聞】