川崎港をPRする恒例の「川崎みなと祭り」が11日、川崎市川崎区東扇島の川崎マリエンと東扇島東公園で始まった。宮城県女川町で水揚げされたサンマの炭火焼きが無料で振る舞われるなど、多くの親子連れらでにぎわった。12日も開かれる。
東日本大震災からの復興のため市港湾局職員を女川町に派遣している縁で、昨年からサンマを仕入れ、炭火で焼いて来場者に振る舞っている。ことしは2日間で2千匹を無料配布。新鮮なサンマを楽しもうと、会場には朝から長蛇の列ができた。
また市制90周年を記念し、来場者にガラスタイルを貼り付けてもらうメッセージボードの制作や、歌とダンスのステージなどが繰り広げられた。食肉の試食や販売をする「ちくさんフードフェア2014」も同時開催された。
高津区の会社員小林修さん(38)は「焼きたての脂が乗ったサンマは本当においしい」と家族と笑顔でほお張っていた。
東京と横浜の陰に隠れがちな川崎港をアピールしようと、市と川崎商工会議所、川崎港振興協会が主催。12日は午前10時~午後4時。
【神奈川新聞】