スタンドアップパドルボード(SUP)の世界ツアー「ウオーターマンリーグ」のチャレンジシリーズが15日、茅ケ崎市の茅ケ崎ヘッドランドビーチで開幕した。SUPの国際大会が開かれるのはアジア初。国内外から集まった約150人の選手らが、レースで速さを競い合う。17日まで。
同ツアーは2009年にハワイで初開催された世界唯一のSUPツアーで、各国を転戦しながら年間チャンピオンを争っている。今回は、来年度に日本で初開催予定の世界ツアーシリーズのプレ大会という位置づけで、国内でも愛好家が多い茅ケ崎での開催となった。
15日に行われた開会式では、大会を企画、誘致したNPO法人「SUPU」(茅ケ崎市)の細井隆理事長が「SUPを日本全国に広めたい。そのためにも、まず子どもたちに世界最高のものを見てもらいたかった」と開催の狙いを強調した。
レースは男女それぞれ、16日に500メートルと3キロ部門、17日に6キロと10キロ部門を行う。15日には選手が最後の調整を行った。女子選手の一人は「風が強いが、当日は楽しみながら、優勝を狙いたい」と話した。
また会場には、SUPの体験コーナーなども設けられている。SUPのボード上でヨガをする「SUPヨガ」を親子で体験した、近くに住む小学5年生の佐伯夏渚(なつな)さん(11)は「海の上はふわふわした感覚で楽しかった。普通のSUPもやりたい」と笑顔を見せた。
通常のSUP体験会は16、17の両日とも午前10時から午後5時まで。参加希望者は当日受け付ける。強風などの場合は中止。問い合わせは同法人事務局電話0467(85)2707。
【神奈川新聞】