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60年代の本牧を振り返る 横浜高島屋で展覧会

神奈川新聞 | 2014年8月14日(木) 12:00

「ゴールデンカップ」の店内を再現した一角で語り合う「ザ・ゴールデン・カップス」メンバーのエディ藩さん(中央右)とミッキー吉野さん(同左)=横浜高島屋ギャラリー
「ゴールデンカップ」の店内を再現した一角で語り合う「ザ・ゴールデン・カップス」メンバーのエディ藩さん(中央右)とミッキー吉野さん(同左)=横浜高島屋ギャラリー

1960年代に横浜・本牧から流行した風俗や音楽を振り返る展覧会「ヨコハマ グラフィティ ザ・ゴールデン・カップスの時代展」が13日、横浜駅西口の横浜高島屋ギャラリーで始まった。神奈川新聞などが提供した当時の街並みや風俗を捉えた約200枚の写真と、若者たちが集まったクラブとその専属バンドの資料などが並ぶ。

当時の本牧は米軍の軍人住宅や施設が並び、周囲はフェンスで囲まれていた。若者たちは米国から持ち込まれる豊かな衣食住や最新音楽に憧れ、この地に集った。

そんな若者たちや米兵が毎晩、音楽と踊りに熱狂したのが、64年に開店した「ゴールデンカップ」だった。ここでバンド「ザ・ゴールデン・カップス」は本格的なR&B音楽を演奏し、人気を集めた。

今も営業を続ける店長の上西四郎さん(82)は「彼らの音楽は別格だった。今もメンバーらが音楽活動を続けているのが、何よりの証拠」と話す。会場には店内の一角を再現し、ミラーボールやジュークボックスなどで往年の雰囲気を醸し出している。

初日には同バンドのメンバーも集まった。エディ藩さん(67)は「懐かしいし、バンドがこんなに横浜に愛されてうれしい」と、笑顔で会場を回った。

25日まで。一般800円、高校・大学生600円、中学生以下無料。「ヨコハマグラフィティ」実行委員会の主催、神奈川新聞社などが後援。問い合わせは横浜高島屋電話045(311)5111。

【神奈川新聞】

 
 

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