音楽と科学をテーマにしたイベント「音と科学の実験室 夏ラボ2014」が、JR川崎駅西口のミューザ川崎シンフォニーホール(川崎市幸区)4階企画展示室などで開かれている。未来の乗り物をデザインするコーナーや身近なものを使ったオリジナル楽器の製作体験が行われ、多くの親子連れらでにぎわっている。17日まで。
同駅西口ではことし1月、東芝未来科学館がリニューアルオープンし、音楽と科学の専門施設が道を隔てて並ぶ。ホールと科学館が「音楽と科学が融合して何かできないか」と、メリットを生かす催しを主催した。
「うごく!ぬりえ『みらいのノリモノ』」は、タブレット端末で塗り絵の元となるパーツを選び、印刷してクレヨンで着色。専用のスキャナーにかざすと、壁に映し出された「未来の川崎の空」を飛び回る、という仕掛け。形によって速度が変わるよう設定されており、同区の女児(5)は「自分の作った乗り物が空を飛んでびっくりした」と笑顔で話していた。
また、「作ろう、オリジナル楽器」では、たまご型のプラスチック容器にビーズを入れて音を鳴らす「エッグマラカス」(3日までと16、17日)のほか、風船とスーパーボールを使う「ポンポンタイコ」(8~15日)の製作体験ができる。14日午後1時半からは、パーカッション・アンサンブル・グループ「クラール」のコンサートも行われる。
月曜休館。平日は午前10時~午後6時、土日祝日は午後7時まで。問い合わせは、同ホール電話044(520)0200。
【神奈川新聞】