鎌倉の夏の夕べを彩る「ぼんぼり祭」が6日、鶴岡八幡宮(鎌倉市雪ノ下)で始まった。9日まで。
夕刻、境内に並ぶ約400のぼんぼりに明かりがともされると、ほのかな灯が辺りを照らして夏の情緒を演出した。
ぼんぼり祭は76回目。大勢の海水浴客でにぎわう夏、鎌倉の文化により親しんでもらおうと1938年に始まった。立秋の前日から9日までを開催期間としており、鎌倉市内在住やゆかりの著名人らが絵や書を寄せている。
初日も夕刻を過ぎるころには、浴衣姿の市民や観光客らが次々と訪れた。一つ一つの作品に見入り、「きれいだね」「夏らしい」などと目を細めていた。
【神奈川新聞】