小田原の歴史と伝統が夏の夜を照らす「第23回小田原ちょうちん夏まつり~あかりの響宴(きょうえん)~」が26、27の両日、小田原市城内の小田原城址公園周辺で開かれる。市観光協会などの主催。
お堀には、市内の小学生らによる手作りちょうちん約2300個が展示され、風情を醸し出す。そのうち市内に事業所を置く三菱化学が開発した、ろうそくと同じゆらぎを再現した発光ダイオード(LED)ランプが126個使われる。
今回は特別企画として、小田原城の外壁をキャンパスに見立てて、四方から100万枚の色鮮やかなデジタル画像を投影し、幻想的な雰囲気を演出する「デジタル掛け軸」を実施。パルテノン神殿や名古屋城、横浜赤レンガ倉庫などで投影実績のある世界的なデジタルアーティスト・長谷川章さんが手掛ける。投影は両日とも日没から午後10時まで。
26日は、8団体計約250人による小田原ちょうちん踊りコンクールなどが行われ、27日は氷彫刻技術コンクール、自治会みこしパレードなど多彩なイベントが繰り広げられる。
まつりは両日とも正午から午後8時半まで。問い合わせは、同市観光協会電話0465(22)5002。プログラムの詳細は同協会ホームページ。アドレスはhttp://www.odawara-kankou.com/
【神奈川新聞】