障害のある人たちがボウリングの腕前を競う第34回社会福祉協賛障害者親善ボウリング大会が29日、藤沢市遠藤の湘南とうきゅうボウルで開かれた。「ボウリングの日」(22日)に合わせ、県ボウリング場協会が招待。参加した老若男女約80人が好投を見せるたび、会場は歓声で沸いた。
大会は、障害別に車いす、上肢、下肢、体幹、全盲、弱視、聴覚、知的-の8部門に分かれ、1人2ゲームずつプレーした。
選手たちは練習で培ってきた技術を遺憾なく発揮し、ストライクやスペアを連発。指導に当たるプロボウラーや参加者同士で「ナイス!」と声を掛け合ったり、ハイタッチをしたりして鼓舞し合っていた。
366点で総合優勝したのは、聴覚部門に出場した横浜市旭区の小川孝二さん(76)。トロフィーを受け取ると何度もガッツポーズをし、「長く続けている趣味。初めての優勝でとてもうれしい」と満面の笑顔を見せた。
瀧田久徳会長(44)は「誰でも楽しめるのがボウリングの良さ。日ごろの成果を発揮する場にしてもらえたら」と話していた。
【神奈川新聞】