他にはない神奈川のニュースを!神奈川新聞 カナロコ

  1. ホーム
  2. 被災した博物館や美術館を支援 横浜で活動報告会

被災した博物館や美術館を支援 横浜で活動報告会

神奈川新聞 | 2014年6月23日(月) 03:00

インターネットで大阪の報告会との意見交換も行われた「saveMLAK報告会」=横浜市中区の「さくらWORKS」
インターネットで大阪の報告会との意見交換も行われた「saveMLAK報告会」=横浜市中区の「さくらWORKS」

東日本大震災で大きな被害を受けた博物館や美術館、図書館といった文化施設の復興支援活動を行う「saveMLAK」(セーブムラック)の活動報告会が22日、横浜市中区で開かれた。活動する側が復興の歩みを記録することなど、今後の展開案も提起された。

セーブムラックは、同プロジェクトリーダーを務める岡本真さん(40)が、震災発生直後に立ち上げた活動。被災情報などを集約し、インターネット上で提供することで支援を提供する側と、受ける側のマッチングなどを目的にしている。活動はすべてボランティアで行われている。

報告会では、それぞれの文化施設に対して現時点で行っている活動を説明。復興の歩みを記録することや、文化施設が独自に記録した被災情報の収集など、今後の展開も提案された。

さらに、参加者が巨大地震で被災した図書館職員になりきり、利用者の安全確保や避難誘導などをどうすればいいか考えるシミュレーションも行われた。大阪でも同様の報告会が開かれ、ネット中継を通じて意見交換した。

岡本さんは「状況が沈静化しているという事実はあるが、できていないことも多数ある。できる範囲で、できる限りのことをして、緩やかに活動が続けば、それ以前よりはうまく動けるはず」と活動を総括した。

また報告会では、被災資料などの保全活動に携わっている筑波大学図書館情報メディア系教授の白井哲哉さんも講演。「博物館や図書館などの機能を集約し、保存と利用を兼ね備えた新たな機関が必要」と強調した。

【神奈川新聞】

 
 

ボランティアに関するその他のニュース

に関するその他のニュース

PR
PR
PR

[[ item.field_textarea_subtitle ]][[item.title]]

アクセスランキング