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「横浜事件」伝える 作家らが講演会

神奈川新聞 | 2014年6月2日(月) 03:00

歴史の過誤を繰り返してはならないと訴えた「横浜事件を語り、伝える会」の斎藤さん=県民センター
歴史の過誤を繰り返してはならないと訴えた「横浜事件を語り、伝える会」の斎藤さん=県民センター

戦争の悲劇、歴史の過ちを忘れてはならないと、「横浜事件を語り、伝える会」の斎藤信子さんと作家落合恵子さんの連続講演が1日、横浜市神奈川区の県民センターで開かれた。第2次大戦下の治安維持法による言論弾圧事件「横浜事件」の被害者遺族である斎藤さんは、安倍政権の下で成立した特定秘密保護法などを挙げ「今、この国で起きているのは、歴史の過誤に向き合うことなく、戦争を正当化しようとする政治的土壌そのもの」と訴えた。

横浜大空襲(1945年5月29日)から69年に合わせ、同30日から1日まで開催された「平和のための戦争展inよこはま」(実行委員会主催)の特別企画。講演会には市民ら約200人が参加した。

斎藤さんは、父で雑誌「改造」編集者だった小野康人さんらに対する県警察部特高課(当時)によるでっち上げ、不当拘禁、過酷な拷問などを説明。「言論の自由は理屈抜きに守らなくてはならない」という小野さんの言葉を強調した。そして、「特定秘密保護法はジャーナリズムの危機を突き付けたというのは言い過ぎでしょうか」と指摘。伝える会の活動は「廃案まで続けていく」とした。

また、落合さんは「平和のためにできること」をテーマに講演。「もう一つの戦前が始まる」「福島原発事故は何も終わっていない。どこまで犠牲者を出せば分かるのか」などと訴えた。反原発、反核、反戦の取り組みの中で、次世代への責任について自らに問いかけを続けてきたことなどを述べ、「いのちを守るため、効果や効率を考えずに突っ走る」「あきらめるには早過ぎる。前に行って闘うしかない」と力強く語っていた。

【神奈川新聞】

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