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日本からサンフランシスコに初運航 横浜で「東洋汽船」の歩み紹介

神奈川新聞 | 2014年5月30日(金) 09:33

扇形のポスターと、企画展を担当した学芸員の吉井さん=日本郵船歴史博物館
扇形のポスターと、企画展を担当した学芸員の吉井さん=日本郵船歴史博物館

明治時代に日本の船会社として初めて横浜-米国サンフランシスコ間の運航に成功した「東洋汽船」の歴史を紹介する企画展が、横浜市中区の日本郵船歴史博物館で開かれている。豊富な写真や資料を通じて、日本の海運史に功績を残した同社の歩みを伝えている。7月27日まで。

同社は1896(明治29)年、石油輸入や横浜港の発展に尽力するなど「京浜工業地帯の父」と呼ばれた企業家・浅野総一郎が設立した。当時、外国船に限られていたサンフランシスコ航路を日本企業として初めて運航し、客船を主軸として、多くの日本人や外国人を横浜港から輸送。日本初の1万トン級の大型客船を建造するなど、三大船会社の一つとして日本の発展に貢献した。

だが、第1次世界大戦後の不況や関東大震災の影響で資金繰りが悪化。海外の大型船にも押され、1926(大正15)年に客船事業が日本郵船に合併。設立から約30年間で、華やかな経歴の幕を閉じた。

企画展では、大海原を走る客船などを描き、英語でサンフランシスコ航路を紹介する扇形のポスターの原画やグランドピアノ、ソファが並ぶ豪華な客船内部の写真など約60点を展示。浅野が「浅野綜合中学校」(現浅野学園中学校・高校)を設立し、教育に力を注いできた経緯も紹介している。

同博物館学芸員の吉井大門さん(33)は「苦難を乗り越え、新しい試みに挑戦し続けた東洋汽船と浅野総一郎の存在を知ってほしい」と来場を呼び掛けている。

午前10時~午後5時。月曜休館。入館料は一般400円など。問い合わせは、同博物館電話045(211)1923。

【神奈川新聞】

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