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工芸に富士への思いはせ、江戸から昭和初期制作の作品展

神奈川新聞 | 2014年4月18日(金) 03:00

富士山の細工が施された輸出用の写真アルバムを手に工芸品の魅力を語る金子さん=大和市つきみ野の市つる舞の里歴史資料館
富士山の細工が施された輸出用の写真アルバムを手に工芸品の魅力を語る金子さん=大和市つきみ野の市つる舞の里歴史資料館

富士山を題材に江戸から昭和初期にかけて制作された工芸品を集めた企画展が、大和市の2施設で開かれている。貸し出した市文化財保護審議会委員長でコレクターの金子皓彦さん(72)は「当時の人々が富士山をどのように見ていたのか、思いをはせてほしい」と来場を呼び掛けている。

2施設は市つる舞の里歴史資料館(つきみ野)と市下鶴間ふるさと館(下鶴間)で、外国人向けに売られた土産物や海外輸出用の小物入れなど30点が展示されている。富士山が世界遺産に登録されたことを祝い、海外の骨董市などで工芸品を集めている金子さんに市が依頼した。

幕末の開国後、横浜を訪れる外国の貿易商や観光客を目当てに、土産や輸出用に工芸品が販売されるようになった。展示では写真アルバムや小物入れ、お盆などが並ぶ。ついたてには富士山のほか、名古屋城、京都の三条大橋などが描かれ、富士山をかたどった壁掛けには人力車や和服姿の女性をデザインした細工が施されるなど、日本情緒豊かな意匠が目立つ。

金子さんは「特に日本のシンボルである富士山は人気だった。職人たちは外国人の目を引こうと、寄せ木細工や漆塗りなど技を競って制作した」と解説する。

金子さんの友人で人気バンド「THE ALFEE」の坂崎幸之助さんも錦絵1点を寄せた。舞台は明治期の浅草。満開の桜の下、巨大な富士塚と行楽客の様子が描かれている。

27日まで。2施設とも入場無料。

問い合わせは、同資料館電話046(278)3633。

【神奈川新聞】

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