
今月16日に開業10周年を迎える新江ノ島水族館(藤沢市片瀬海岸)で、10年の歩みを伝える写真展「えのすいの10Years展」のパート1が開かれている。同館所蔵の写真の中からスタッフが厳選した約60枚を展示している。
パート1は開業年とその翌年の2カ年が対象で、開催期間は6月末まで。開業当日のテープカットの様子をはじめ、大型連休中の混雑の様子や世界で初めて水槽内での繁殖に成功したエチゼンクラゲなど節目のシーンを振り返っている。
水族館のかつての人気者ですでに死亡したミナミゾウアザラシの「みなぞう」の奮闘ぶりを伝える写真もあり、来館者は懐かしそうに目を細めていた。
7月以降もパート2~4を順次実施し、年代別に写真を掲示していく。パート5では、市民から公募した写真を展示する予定。
同水族館は2004年4月16日、旧江の島水族館を引き継ぐ形でオープン。10周年記念イベントとして今月16日には、ウミガメの飼育施設の新装オープンやふ化したばかりのカタクチイワシの稚魚・シラスの展示なども行われる。
【神奈川新聞】