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寄木細工に蒔絵描く、小田原で60年の職人人生軌跡たどる

神奈川新聞 | 2014年4月3日(木) 03:00

複製やオリジナルなど、手掛けた箱根寄木細工と本間昇さん=小田原市城山のギャラリー城山
複製やオリジナルなど、手掛けた箱根寄木細工と本間昇さん=小田原市城山のギャラリー城山

箱根寄木細工伝統工芸士の本間昇さん(82)=箱根町湯本=と、妻で漆職人の多嘉子さん(78)の夫婦展が小田原市城山のギャラリー城山で開かれている。寄木細工に蒔絵(まきえ)を描く夫婦のコラボレーション作品や、昇さんが「人生を変えた」と語る作品の複製など、60年を超える職人人生の軌跡を見ることができる。入場無料。4日まで。

昇さんは16歳のころ、父親に弟子入り。厳しい指導に「嫌になったこともある」というが、自分なりの作品ができるようになってくると創作に熱中していった。

転機になったのは約30年前。隠れキリシタンが所有したともされる江戸期の寄木作品「観音開扉寄木洋風厨子」との出会いだった。

「先人はこんなにすごいものを作っていたのか。これまでに得た技術が通じるか試したい」と複製に挑戦。3年がかりで完成させた。この時に蒔絵を描いたことが、多嘉子さんが蒔絵の世界に入っていくきっかけともなった。

それから「勉強のため」と寄木細工を集め続け、20年前に収集品を展示する「本間寄木美術館」(箱根町湯本)を開館。「自分も後世に残るものを」と、平安時代の着物の模様を寄木に応用した「古代裂(ぎれ)」の作品などを作り続けている。

会場には、これまでの歩みを示す約100点を展示。複製した「観音開扉寄木洋風厨子」や夫婦のコラボ作品、鎌倉彫の職人と共作した「寄木七福神」など、多彩な作品が並んでいる。昇さんは「夫婦共作のものや、先人のものをアレンジした模様を見てほしい」と話している。

午前10時~午後6時(4日は同4時半まで)。問い合わせは、同ギャラリー電話0465(30)2950。

【神奈川新聞】

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