かながわの花の名所100選にも数えられる厚木市飯山の飯山観音周辺で29日、「あつぎ飯山桜まつり」が始まった。春の陽気に誘われ初日から多くの人が足を運び、咲き始めたソメイヨシノをめでた。まつりは4月6日まで。
この日はメーンステージで市立小鮎中学校吹奏楽部の演奏会の後、計33団体が参加したダンスコンテストなどが行われた。50回目を記念し、シダレザクラの植樹も行われた。
桜の多くは二、三分咲きだが、一部には満開となった木もある。市観光振興課によると、4月4日ごろが見ごろという。相模原市緑区から夫(75)と来た女性(67)は「昨年来た時は満開だったけれど、今年もこれだけ咲いていればきれい」と笑顔で周囲を見回していた。期間中、土、日曜日にはイベントを開催。地元住民による飯山白龍太鼓や、飯山芸妓(げいぎ)衆の花見おどりなどが行われる。また毎日午後6~8時に桜がライトアップされる。問い合わせは、市観光協会電話046(228)1131。
【神奈川新聞】